本 ( 09 / 34 )
「『罪と罰』を読まない」 三浦しをん、ほか ・・・ ◎
ドストエフスキーの罪と罰を読んだことのない本に関わる仕事をしている四人が、読まずに(読む)推理する座談会。
ちょっとだけカンニングしたりしながら膨らむ妄想世界。
読んでもいないのに、こんなに楽しいなんて。
「極北」 マーセル・セロー ・・・ ◎
たとえ意見が異なっていても、相手に敬意を抱き続けることはできる。(P.122)
物語は、絶えずこれ以上は悪くならないだろうと思う方向へ、避けることができるのなら避けたいと思う方向へと向かう。
そんな仮想ディストピアでも、冷静に事態を把握しようと努める姿の行く末に何があるのか?
これが、地球の未来なのだろう。
「蜜蜂と遠雷(上)」 恩田陸 ・・・ ◎
ティム・ロス主演の「海の上のピアニスト」を彷彿させた。
アチラは、一対一の戦いで誰もが主人公に勝ってほしいと願うストーリーだったが、蜜蜂と遠雷は主要なコンテスタントの誰も勝ち抜いてほしい。
勝手な解釈だけど、塵くんは FAZIL SAY のイメージ。
「蜜蜂と遠雷(下)」 恩田陸 ・・・ ◎
まさにギフトの様な塵くんの存在が、周りのコンテスタントの才能までも開花させる。
真摯に音楽と向き合う姿の描写が素晴らしく、普通の会社員の明石さんの登場シーンでは泪が堪えられなかった。
コンクールや楽曲を理解しているからこそ書ける文章なんだろうなぁーッと思う。
そして、音楽と深い関わりのない人が読んでも、心地よい読了感を約束してくれる作品だとも。
「月蝕楽園」 朱川湊人 ・・・ ×
爽快感のないイヤミスみたいな作品でした。
朱川さんの作品によく見られるこの世に存在しないモノとの心暖まる交流みたいなモノは皆無。
こんな不幸話しを読んで楽しい気持ちになる人なんているんだろうか?
また何故にタイトルに楽園とつくのか?
「踏んでもいい女」 斉木香津 ・・・ △
戦争中と云う時代背景だが、物語に暗さはない。
戦争体験のない我々は、想像することしかできないが、東京大空襲などを体験した女性と、彼女に関わる人々の強く生き抜く姿を描いた作品。
「犯罪小説集」 吉田修一 ・・・ ○
映画「楽園」の原作は、青田Y字路と万屋善次郎の2編。
今市事件や山口連続殺人放火事件などの実在の犯罪をモデルとした短編集。
犯罪を犯した当事者を、異常な人物像として描いていないので、やるせない気持ちになる。
「罪と罰(上)」 ドストエフスキー ・・・ △
自分から訪れた友人に向かって、殆ど会話も成立していない状態で「ぼくにかまわんでくれ」とか、自分は人を殺してもそれは犯罪ではないと思っている処とか、自己中すぎて共感できない。
3年ぶりに再開した家族とも、自分の考えと違う方向に進もうとすると気絶する。
そして、過去に凡人は法律を踏み越えられないが、非凡人なら踏み越えることができると云う論文を書いていたことが発覚。
「罪と罰(下)」 ドストエフスキー ・・・ △
家族との別れを決断(つまり出頭?)し、ソーニャに会いに行くが、彼女の職業を見下す。
その後、ポルフィーリィの処に行くが、精神異常ぶりを遺憾なく発揮するだけで出頭せず。
ソーニャに、君だけに告白するよ「君の友達を殺したのはボク」と自白して、言ってしまったことを苦しむ。
そりゃ、ぼくは老婆を殺した------それは悪いことにちがいない------でも、もうよそうよ(P.298)
そこでの殺害の告白を立ち聞きされて苦しむが、相変わらず人殺しは罪だとは思っていない。
最後には出頭するが、正直こんな話しだったんだ?と驚愕。
記号の意味(作者への期待感):
◎ 毎月でも読みたい
○ 是非、また読みたい
△ また読んでもいい
× たぶん、次回はない
HIKE
BIKE
LIFE
04.02(thu) 草津温泉スキー場
春シーズン突入で、春料金だけどまだまだ降ってる草津温泉スキー場。
スクールも春料金でした。
余所のスクールの指導を見てたら、根性論を説いてて、お金を払って根性論を説かれるなんてなんだか嫌だなぁーッと思ってたけど、草津温泉はとっても論理的な指導体系で良かった。
やっぱり色々指摘してもらうことで腑に落ちることも多いなと思った。
そして、やっぱりゲレンデのピザとビールは幸せすぎる。
04.05(sun) たんばらスキーパーク
まさかの迦葉山の辺りから小雪がパラついて来ました。
4月に入って、パウダーを滑れるとは!
たんばらワックスも試してみたかったし、バンクドスラロームのコースも滑ってみたかったんだけど、体調がイマイチ芳しくなくて速攻で撤退。
実は土曜日に、湯の丸でのバンクドスラロームにも参加したかったんだけど、ソチラも斯々然々で断念してるんです。
コロナの影響で、毎年恒例の自衛隊新町駐屯地のさくら祭りも中止に。
04.11(sat) 丸沼高原
本来ならばマラソン大会に参加していたはずなんですが、コロナの影響で中止に(参加賞の蒟蒻とパスタの詰め合わせは、宅急便で送って戴きました)。
今年はまだ未踏の獅子ヶ鼻山も行きたかったけど、たんばらも早々にクローズ。
お初の丸沼高原でしたが 、外出自粛要請エリアのナンバーの車が殆どでビックリしました。
04.17(fri) 免許更新。
感染防止のために免許更新が停止しているエリアもあるが、群馬はまだ大丈夫だった。
ついでに、スタッドレスタイヤの交換なども。
04.19(sun) 沢はじめの 生川水系 大持沢
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2306798.html
遡行中は一人も会いませんでした。
武甲山登山口の一の鳥居駐車場に、特定警戒区域に指定されている首都圏の車が多かったのが残念です。
04.25(sat) 黒瀧山五老峰
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2314393.html
駐車場に先客がいたら諦めようと思っていたんですが、まさかの貸切状態。
なので、五老峰も踏んでからバリエーションルートとなる黒瀧山へ。
後から2人のハイカーが来たのですが、何故かソーシャルディスタンスを詰めようとする。
そして、2人とも同じことを聞いてきました。
「黒瀧山はどっちですか?」
(>д<)ノ 知らんのなら来るな!
04.29(wed) トヤ山〜樽ノ上山(バリ)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2320488.html
振り返る
・ 新型コロナウイルス対策特別措置法に基づく緊急事態宣言を発出(04/07)
東京・埼玉・千葉・神奈川・大阪・兵庫・福岡の7都府県を対象に、外出自粛要請などによる封じ込めを約1ヶ月間の予定で。
・ 国内感染者1万人超える(04/18)
感染者が5000人を超えたのは国内初確認から約3カ月後の今月9日だったが、その後の9日間で倍増した。
7日に緊急事態宣言が発令されてから10日以上たったが、増加ペースに歯止めがかからない状況が続く。
・ 断捨離したモノ
来年からゲレンデ無料になるメンズにスノボの板とシューズを譲る。
今月、バイクを買ったばかりの職場の仲間に、古いテントを譲る。
職場の後輩に、ミニベロ(マークロッサミニ)を譲る。
・ 季節行事
スタッドレスタイヤ交換、冬物クリーニングなど。
(走行距離)
スイフト メーター28170km(1511km 累計5870km)
CB400SS メーター37213.7km(214.9km 累計878.1km)
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