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2020年05月15日14:54

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2020年 映画振り返り(上半期)

 一部映画館が再開したとはいえ都心は緊急事態宣言継続中でいて、6月公開予定だった映画も軒並み未定の昨今、もう上半期の新作映画はないだろうって事で、今更ながら今年観た映画を振り返る。


【1月】

●ダウントンアビー(吹)

 完結した海外ドラマの続きだそうで、当然ながらちんぷんかんぷん。イギリスかロンドンの老舗洋館ホテルで、皇子ご一行を泊めると決まっててんわやんわ…みたいなオシャレ旅館映画。登場人物が画面にワーッと出てきて喋りまくる情報量がエグい(字幕だったら文字で追えたのだが)映画だったけど、本筋は分かりやすく意外と面白かった。


●花と雨

 日本ヒップホップ界の伝説のアーティスト「SEEDA」の自叙伝ドラマだが、音楽知識0なのでサッパリ。とはいえ帰国子女のいじめられっ子がラップと出会い、音楽の道を志すも犯罪に手を染めてしまい、あらゆる犠牲の果てに最高の音楽を生み出す…という物語は素直に感動した。犯罪助長とか賛美じゃないけど、報いを受ける分は受けて、だからこそ辿り着く芸術って道筋もあるんだと思う。


●his

 同性愛者(男同士)の恋愛ドラマ…と思いきや、主人公の元カレ(男)が妻との離婚裁判で親権争いし、その連れ子と田舎暮らしを経て互いの関係を修復させていくという濃厚な人間ドラマ。全編を包み込む人の優しさと、映画の半分を使った裁判シーンによる「同性愛者を社会は寛容できるのか」というテーマは唯一無二だと思う。まごう事なき名作。


●キャッツ(吹)

 問題作。原作のミュージカルやそれを元にした映画も観てないが「擬人化された猫たちが語り合う」って題材で、フルスロットルで月まですっ飛んでった感じ。ビジュアル云々はまだいいとして、話をちょっと挟んだと思ったらすぐ次のナンバーに飛びまくる構成がとにかく疲れた。ダンスや歌は良いんだけどまさに見る電子ドラッグ。ネタバレはよくないけどラストシーンの「視聴者ガン観でカメラ固定、3分ぐらい説教ソング」はさすがにどうかと思った。


【2月】


●ゴブリンスレイヤー

 1時間程度の短編。辺境の雪国で女冒険者がクエスト失敗(ぐへへ)ゴブリンスレイヤーさんが助けに行くといういつものヤツ。TVアニメ1話と違ってポロリはないけど、やってる事はいつものことだし、首は平気でポンポン飛ぶから安心だね! そんなテンプレが安心できる一作。でも1時間で攻城戦をしっかり描き切ったのは見事だと思う。


●SHIROBAKO

 大傑作。TVアニメも好きだったけど、ファンを裏切らない最高の「その後」。可愛いSDキャラでささーっとあらすじをやって、突きつけられるのは主人公(および会社)の思ってもなかった転落。世知辛さと社会の厳しさで徹底的に落としてから「劇場映画を作る」という無謀とも思えるプロジェクトに立ち上がり、かつての仲間たちが集結する…最高やろ!

 名物キャラたちの軽妙なやり取りに、重くなり過ぎない程度に重いリアリティ、愛が暴走しまくるキレッキレのミュージカルシーン(アニメをつくりましょう)と全編ぎゅうぎゅうの一作。本編でも触れられてる通り、長尺でも泣く泣くカットされた箇所(納豆作画の仕上がりとか)もあるだろうけれど、見終えた後は全てのアニメが好きになれる。アニメファンなら必見の一本。


【3月】

 は、ドラえもんをはじめ春の大作映画(見ないジャンル)がワーっときて…という流れだったのだが(合掌)営業再開の日を信じて待つ中で、とりあえず見る予定の映画だけメモ。


【アニメ】

●映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者

 監督は「ラブライブ」「宝石の国」の京極尚彦。あとぶりぶりざえもん主役という点も期待。


●少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド

 宝塚&バトルの演劇アニメ。TVアニメの再編集とのことで、おさらいにはうってつけかと。ばななちゃんプッシュの時点で完走済みファン向けっぽくはあるが。


【邦画】


●映像研には手を出すな!

 乃木坂主演の実写版。先行のTVアニメが完璧過ぎたので比較はやむなしだが、ドラマ版(全6話)を見てる限りでは変な部活動をピックアップ、ワチャワチャが楽しい学園生活と差別化はできていると思う。実写は実写でしかできない事もあるので、割り切って楽しみたい。


●ぐらんぶる

 原作マンガもアニメも観てないけどPVで「おっ」と思った1作。ちょっと前のTVのインタビューでは主演男優が「青春映画かと思ったらほぼ全裸でしたね(意訳)」みたいな事言っててずるいと思った。


●とんかつDJアゲ太郎

 原作マンガもアニメも面白かった。ただ原作は脱力系ギャグに見せかけて、割とまっとうに音楽と調理を描いた青春グラフィティなので、その辺をはき違えてないかだけ不安。


【洋画】


●ジャングル・クルーズ

 ディズニー実写。主演ドゥエイン・ジョンソン(ロック様)。今世界でもっとも抱かれたいハゲなので見る。


●フリー・ガイ

 ゲームメタ視点映画。GTA風のオープンワールドのモブ住人(プレイヤーに突然殴られたり、銀行が突然襲われたりする)がとつじょ主人公みたいな能力を手に入れて…みたいな話。昨今の異世界転生に通ずるようなネタをハリウッドでやるってところに期待大。



 ああ、今すぐとは言わないけど早く宣言解除してくれねえかな…コロナ死滅は無理だろうから、もうびくびくしながら付き合ってくしかないだろうに。
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