■詐欺を防いだコンビニ店長 女性を怒らせた教訓が生きた
(朝日新聞デジタル - 05月24日 12:45)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6093580
2013年の春頃、拙宅に出資を勧誘するDMが届きました。
詳細は忘れましたが、環境ビジネスの類いで「一口いくらで出資を募り、リターンがいくらいくら」な話だったのか「未公開株だから買いませんか」だったのか もう忘れました。
DMを瞥見して、胡散臭さを感じた私は放置したのですが、放置したのがまずかった。
それを手にした/目にしていた母のところに、電話が一本入りました。
★○○というビジネスの投資話のDMが来ていませんか?
★とても魅力的な話なのですが、私(電話の主)の許にはDMが来ていなくて、申込が出来ないのです←(じゃあどうやって知ったんだ?)
★もしもDMを使わないのであれば、私に譲って頂けませんか?
★私は九州に住んでいます。これから飛行機に飛び乗って、お宅にお邪魔したいのですが、それはできない。
★代わりの者を向かわせますのでよろしく。お礼に4万円差し上げます。(←劇場型詐欺でしょ?)
母は嬉々として申し出を受け入れました。
そこにたまたま「フレックス勤務」を終えた私が帰宅し、経緯を聞いたので慌てて「電話の主」に確認。
投資話の許(DMの送り主)にも確認←本当は確認すらすべきではないですよね?
仕事柄、警視庁の職員と接点があったので、即座に110ではなく直通電話に架電。当該職員と母が直接会話をすることに。
…
母は全く警察職員の云うことをききませんでした。
私、職員さんが二人がかりで諭しても聞き入れない。
「電話をしてくれた人に失礼だ」
「人の道に反している」
「4万円もくれるなんて、いい人に決まっている」
私は目の前で声を張り上げているのが 自分の母親なのか目を、耳を疑いました。
自慢するわけではないですが ビジネスライクな事物の捉え方、経理・労務の知識については70代後半とは云え現役並みのものを備え、私ですら仕事の上で分からないことがあれば(当時)教えを請うていたくらいです。
そんな母親でも
私が諭しても
警察職員が諭しても
聞き入れようとしませんでした。
結果、私が強引に母親を制圧し(殴ったとかではなく、使いうるリーガルな言葉を使いまくって)「断りの電話」をいれさせました。
一応事なきを得ましたが、後日「詐欺対策の特集番組」を視聴しながら「バカね、あたしはこんな手には引っかからないわよ」と鼻で笑っている母親を見ながら、使いたくない言葉を心の中で唱えていました。
「あなたのどこからそんな言葉が出てくる…」
閑話休題
詐欺に引っかかりそうになっているお年寄りを御するのに 手加減は駄目です。
怒鳴り、押さえつけるくらいでないと 泣きを見ます。
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