■「これが信長?」から一転、賞賛の声続出 染谷将太が『麒麟がくる』で見せた“演技力の高さ”
(リアルサウンド - 04月05日 06:11)
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なにか違和感がある。それは信長のイメージとちがうからではなく、染谷将太だけ、演技のポイントが周囲とずれているような気がするのだ。そのズレがわざと、つまり演出なのか、演技なのかはわからないが、異化のための違和感ではなく、違和感のまま、生煮えなのだ。
セリフもかれだけ現代語がまじっているのも気になる。丸顔、童顔の信長、とは残酷さと非情さとのギャップの効果アップを狙っているのだろう。しかし、それもまたわざとらしさ、作為が透けている。自分は母上に愛されなかった!なんて最初から告白してどうすんだよ、おい!なのである。
演技力が高い、とはどういうシーンの、どういう表情、仕草なのかを、説明しなければ批評とはいえない。この『麒麟がくる』、私が予想した通り、斬新さを狙って、結局は外しまくって、平凡さを際立たせている戦国時代劇になっている。
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