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2020年04月18日16:58

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小池知事、CMやネット 連日発信 7月に都知事選 「出過ぎ」の声

2020年4月18日 東京新聞夕刊


写真:東京・新宿駅前の大型ビジョンで新型コロナウイルス感染拡大防止を呼び掛ける小池百合子知事
 「東京都知事の小池百合子です」−。新型コロナウイルス感染拡大に伴う都の外出自粛要請で、小池知事が報道だけでなく、テレビCMや街頭ビジョンに毎日登場している。知名度を生かして自粛効果を目いっぱい高めたいという都の取り組みだが、7月に都知事選を控えるだけに、都民からは「出過ぎでは」との声も上がる。 (小倉貞俊、岡本太)

 「都民一丸となってこの難局を乗り越えましょう」。テレビCMで小池知事が自己紹介に続き、こんなフレーズで呼び掛ける。「外出を控えて」「買い物は必要な量に」など五つのパターン(各十五秒)があり、民放六局が九日から、一時間に一本程度のペースで放送。新宿・アルタ前など都内九カ所の街頭ビジョンでも流している。

 「どれだけ感染減につながったかの数値的な評価は難しいが、少しでも効果につながれば」と都の担当者。ラジオCM、新聞広告やYouTubeでの毎日の動画配信なども含め、広報の費用は総額で十四億円をかける見通しだ。

 ネット上では「国の代わりにやってくれている」と評価する声がある一方、都には「やりすぎでは」「知事選が近いのに流していいのか」との意見が寄せられている。庁内からも「選挙を意識しているのだろう」との見方も。

 こうした指摘に、都の担当者は「ご批判も覚悟の上で、最初はトップとしての知事のメッセージを強く打ち出すのが狙い。飽きられて逆効果になる前に、変更する方針です」と話す。

 十九日からは若者に危機感を感じてもらうため、知事出演のCMは終了し、人気ユーチューバーのヒカキンさんら四人が呼び掛けるバージョンなどに順次、更新していく予定だ。

 都によると、首都圏などに緊急事態宣言が出た後、初めての日曜日となった十二日の人出は、新宿や渋谷など繁華街で一月下旬に比べ八割以上も減った。ただ、巣鴨など地域の商店街では減らず、遠出をしないためか逆に混雑している商店街もあるという。

 五月六日までの自粛期間も折り返しを迎え、都は自粛疲れや気の緩みを警戒。「効果的な訴えになるよう模索していきたい」(都の担当者)としている。
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