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2020年02月18日14:47

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世界からの批判される事

世界からの批判される事

下記記事を「かなり長い文章です」お読みください。

日本の対応を世界はどの様に見ているのか、皆さんも知っていて欲しいと思います。

私は早くから述べて来ましたが、政府の対応の遅さが全てなのです。

危機管理能力のなさが招いた結果なのです。
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コロナウイルス「日本政府のヤバい危機管理」を世界はこう報じている ダイヤモンド・プリンセス号は大丈夫か

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/70480

ダメな対応のお手本
「ダイヤモンド・プリンセス号は、今や、浮かぶミニ武漢だ」(ニューヨーク・タイムズ紙) 「クルーズ船は、世界で最も新型肺炎感染率が高い」(タイム誌)
「日本の港は、第2の感染の中心になっている」(ABCニュース)
今、アメリカのメディアは、こんな見出しで、ダイヤモンド・プリンセス号の感染の惨状を報じている。


日本政府にはいったい危機管理能力があるのだろうか? アメリカのメディアはそんな疑問を抱いているに違いない。彼らの報道からは、日本政府に対する不信感がありありと伝わってくる。
実際、彼らのいらだちに満ちた報道がアメリカの関係当局に影響を与えたのだろう、米国務省は「ダイヤモンド・プリンセス」号から米国人とその家族をチャーター機で米国に退避させた。この動きは、アメリカが日本の危機管理能力を信じていないことを証明している。なお、カナダ、香港、オーストラリア、韓国、台湾も自国民を退避させるべくチャーター機を派遣する予定だ。

なぜ検査をしないのか
2月15日、加藤勝信厚生労働相は、ようやく、乗客全員にウイルス検査を受けてもらう方針を発表したが、これも、米メディアからの大きな批判があったからだろう。日本政府の公衆衛生危機対応について、米メディアは、乗客のごく一部しか新型肺炎ウイルスの検査を受けておらず、日本政府が乗客全員に対する検査に乗り出さないことを問題視していたからだ。
例えば、ニューヨーク・タイムズ紙は、船内にいる人々の最大の疑問は「なぜ、日本政府は乗船している全員のウイルス検査をしないのか?」ということだと指摘し、「全員を検査することは実効的ではない」という日本政府の主張が、乗客たちの懐疑心を煽っていると訴えていた。
また、乗客に十分な説明をしない日本政府のコミュニケーション能力のなさが、船内に隔離する以外の対処法があるはずだという疑念を乗客の間に生み出したと分析していた。
乗客のウイルス検査という点では、同紙は、ダイヤモンド・プリンセス号と香港に入港したワールド・ドリーム号を比較している。香港当局は1月24日、広東省で下船したワールド・ドリーム号の乗客が新型ウイルスに感染していたという報告を受け、乗船していた1800人全員のウイルス検査を行っていたからだ。
乗客から上がる声
乗客からの悲鳴も、各種のメディアで伝えられている。ニューヨーク・タイムズ紙によると、ダイヤモンド・プリンセス号の乗客の間からは、ロジスティックに問題があるなら、日本政府は海外に応援を求めるべきだという声が上がったという。オーストラリア人の乗客は「我々の国が力を貸して、全員の検査をするよう支援した方がいいよ」と主張した。
ダイヤモンド・プリンセス号の中では、SNSを通して、自国に助けを求める声も多々あがっていた。
マイクロソフトネットワークニュースによると、あるイギリス人の乗客は、フェイスブックのビデオを通して、乗船している約80名のイギリス人を助けてほしいとヴァージン・アトランティック航空オーナーのリチャード・ブランソン氏に訴えたという。
「あなたやあなたの家族が同じ状況に巻き込まれたら、どうしますか? あなたの持っている小さな飛行機に乗船しているイギリス人を乗せるのにどれだけお金がかかるでしょう? フライト・アテンダントはいりません。パッケージ食品だけあればいいから」
ワシントンポスト紙には、惨状を訴える乗客の投稿記事が掲載されている。
「インシュリンを注文したが1週間経っても来ないので、フロリダ州にいる医師の友人に連絡して送ってもらった。検温も、隔離された初日には行われたが、その後検温されることがなく、5日目になってやっと体温計が配布された」
また同紙には、感染していない健康な乗客が強制隔離により感染のリスクに晒されている状況を、夏の東京オリンピックに照らし合わせている乗客の発言も紹介されている。
「誰が、混雑している日本のスタジアムで応援したり、スタジアムに選手を送ったりするリスクを取るだろうか?」

乗組員たちの窮状
日本政府の対応にフラストレーションを感じているのは乗客だけではない。乗組員たちも苦しんでいると米メディアは伝えている。CNNでは、ムンバイ出身の乗組員の女性が窮状を訴えた。
「食欲がないし、発熱が続いています。みな感染の恐怖に怯え、ピリピリしています。乗客は隔離されていますが、乗組員は相部屋で隔離されていません。乗組員全員を検査し、感染者とは接触させないようにしてほしい。船内では誰が感染しているかわからないし、どれだけ急速に感染が拡大しているかもわからない状況です。ここは安全ではないのです」
ダイヤモンド・プリンセス号には132人のインド人乗組員が乗船しているが、彼らも、フェイスブックのビデオを通じてインド政府に助けを求めた。
「ウイルスが広がる前に、船から我々を降ろして下さい」
ところで、乗組員たちに対しては、感染予防のトレーニングも十分に行われなかったようだ。彼らにはマスク、グローブ、ハンド・サニタイザー(消毒薬)や体温計が与えられ、体温を測定して、熱がある場合は報告するように言われたが、隔離が開始された後は、新たなガイダンスは与えられなかったという。
乗客のほうも、乗組員が自分の客室に来ることについて、不安を感じているという。彼らは防護服を着てはいるものの、その対策は十分ではなく、自分たちに感染させるのではないか――そんな恐れを感じているというだ。
専門家からの批判
タイム誌は先日、3711人の乗客中6%も感染していると報じたが、2月16日時点での感染者数は355人。わずか数日の間に、感染率は9.6%に上昇したことになる。10人に1人という感染状況になるのも時間の問題。中国での感染率をはるかに凌ぐ、世界一の感染率だ。
感染率がここまで高まったのは、船が隔離され閉鎖環境にあるからだと指摘されている。専門家たちも閉鎖環境の恐ろしさを警告している。
「閉鎖環境である船は伝染病が拡大するのに完璧な場所です」(ハーバード大学免疫学教授エリック・ルビン氏)
また、同じ閉鎖環境でも、船は乗船時間が長いため、飛行機や電車以上に感染が進むという。
「機内ではヒトからヒトへの感染は1回しか起きないかもしれないが、船内ではヒトヒト感染が次々に続いていく。現在も感染が起きているかもしれない」(香港大学インフルエンザ感染専門家フイリン・エン氏)
つまり、日本政府が乗客を下船させない「隔離政策」を取ったことが批判されているのだ。

中国よりひどい感染地となってしまったダイヤモンド・プリンセス号。その責任は基本的に、日本政府の「対応の遅さ」にもあると論じられている傾向にある。それは、海外からのプレッシャーを受けて初めて重たい腰を上げるような、ひどい対応だ。
対応が遅くなってしまうのは、日本政府が新型肺炎対策においてバラバラな姿勢でまとまりがないからかもしれない、という指摘もなされている。ニューヨーク・タイムズ紙も「たとえ検査ができても、乗船者全員を検査すべきだという満場一致の合意に達することが日本政府にはできない」と諦観の色を滲ませていた。

シンガポールで見たもの
ここまで海外のメディアが日本の対応をどう報じているかを見てきたが、私個人が経験したことに照らしても、日本では徹底した感染予防策が取られているとは思えない。
先週シンガポールを訪ねたのだが、同地での感染予防の徹底ぶりに驚かされた。シンガポールのある銀行で感染者が現れたのだが、それがわかった途端、そこの銀行員は全員退避を命じられ、銀行は完全に閉鎖された。日本ではタクシーの運転手や新幹線で移動したという会社員の感染が発覚したが、そのことで勤め先が閉鎖されたという話は耳にしないし、おそらく今後も閉鎖されることはないだろう。
またシンガポールでは、日本でしきりに推奨されている手洗いに加えて、1日2回体温測定することも推奨されている。この体温測定を習慣化するという考えは広く行き渡っており、筆者の友人が勤務する日本企業では、今、従業員に在宅勤務させている状態だが、自宅でも従業員に毎日2回体温測定させ、37.5度以上ある場合は会社に報告するよう促しているという。
市中のホテルやショッピングモールにも、熱がある人はスタッフに申し出るよう促す掲示板が掲げられ、観光地やレストランの入り口でも検温を行っている。スクールバスに乗り込む児童に対しても検温が開始された。シンガポールでは「37.5度以上の人々はお断り」という方針が徹底しているのである。

テレビをつければ、ニュースが、感染者の名前こそ入れないものの、感染者が勤務する企業名や居住地区まで入れて、感染者情報を詳しく報じている。感染者のプライバシーよりも健康や人命を重視していることがわかる。
ウイルスの検査件数も毎日1000件を超えていると報道されていた。日本政府は2月18日からやっと1日1000件の検査に入る予定だという。シンガポール政府なら、ダイヤモンド・プリンセス号の乗船者のウイルス検査を現時点ではすでに終えているに違いない。
徹底した感染予防策を敷いているシンガポール。しかし、そんなシンガポールでさえ感染者数は着実に増加しているのである。いわんや日本をや、である。
シンガポールは、中国とは関わりがない感染経路が不明な国内感染者が増加しているため、警戒レベルを上から2番目のオレンジに引き上げたが、日本でも感染経路が不明な感染が始まっている。船内での感染さえ食い止められなかった日本政府に、国内での感染拡大を抑える能力があるのだろうか?

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