というわけで、今更ながら日本シリーズを振り返ろうとしたら、文化放送の松島アナのご逝去の報。
第3戦の9回裏のアレが、インパクトが強くかつ、シリーズそのものを物語っているようでしたねー。
徹頭徹尾、素面なのかそうでないのか怪しかった解説の東尾氏が、その瞬間だけしっかりとした口調で、「松島さんが言葉を失うのもわかりますよ(だいたいの意訳)」と実況の解説をしてフォローしてしまうくらいの出来事でしたし。
坂本勇が、三振した後、半泣きしてるように見えたのは、気のせいか。
恐らく、シリーズ途中から絶望感を感じながらプレーをしていたのでは、あるまいか。
で、あそこでやらかした増田にしても、大学中退したり鳶をやっていた時期があるにしても、少なくとも競技人生のでは、基本的には能力上位のグループに位置していたはずだし、レギュラークラスはいわずもがな。
それでまあ、チーム内や実戦の中でしのぎを削りながら、実績なんかも積んできているのに、シーズン終盤から調子を上げてきて、ほぼ完全体と化したSBの前に決定的な差を感じてしまったのかも知れない。
で、2020年はどうするのか、という話になってくるわけで。
虚人群に限らず、セ・リーグ全体で云えることなのですが、少なくとも秋季・春季のキャンプの在り方から始めなきゃダメな時期に来ている気はする。
いや、別に赤ヘルなとこみたいに、ひたすら鍛えまくるのも一つの方法論だと思いますよ。ただ、壊れる選手が(以下略
それにしても、普段は練習の緩さが指摘される公やら、2軍の若手がとにかく練習しないと言われている檻やらの選手にも、パワーやスピードで劣るように見えるのは何故なのか?
スイングがとか、速球がとか、そういう話が出て、もう何年になりますか?
坂本、丸、鈴木、山田、大島、平田のようなハイレベルなアスリートが出てくる一方で、突き抜けた変態レベルのバケモノが、なかなか出てこない。
そういう風土というか土壌というか、その辺を上手く解消しないと、今年も日シリ、そしてその前の交流戦で、見た目の勝ち負け(公が逆噴射しそうな予感がするし)以上に、一層の絶望感を味わうハメになりそうでねえ……。
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