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2020年01月31日01:42

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想定と対策

■政府、武漢滞在者全員を追跡調査へ=新型肺炎、帰国第3便出発
(時事通信社 - 01月30日 18:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5955153


 春節のちょっと前の段階でこのウイルスは人から人へは感染しないと言われていた時期もあった。一月に入って中国側の発表はまあまあ逐一出たことは出たけれどもどういう経緯での発表だったのかは聞いていてもいつもの通り半分はわからない。日本政府はどこからどういう風に情報を耳にするのかこれもわからないけど、情報の誤りや変異などによる感染力感染形態の変化などについての最悪の想定はしないまま何かしらの判断を下したんだと思う。ホテル業界観光業界と連携して観光立国を打ち出し日本へ旅行がしやすくなるビザの発給方法などを中国と取り決めたりしていた矢先のまさに本番書き入れ時の「春節」だったこともあり、最悪の想定を出来なかったしなかったしたくなかったということはあるのかもしれない。

 中国側で封鎖になるまでは武漢からも旅行者を受け入れたし、中国全土からもいつも通り旅行者を受け入れた。「具合の悪い人はちゃんと自己申告してください。」、という張り紙と、熱があるかどうかいつもより多い数の熱感知モニターで観察するような仕組みを増やして対策しているとした。甘い方向で想定を踏んだわけだ。安倍さん達はそっちに賭けた。しかし24日の春節から一週間近くたった今になってみると、健康そうに見える人の中にも感染者がいるということが分かった。そして人から人へ感染することも分かった。だから何人なのか数は絶対にわからないけれどももう既に多くの人間の体にくっついた多くのウイルスが国中に広がっているのが現状だと思った方がいい。今のところ致死率や症状がそれほど強烈なものではないことが不幸中の幸いでこのままのウイルスであればそれほど恐れることは無い。しかし未知の新型ということで変異を恐れる人は多い。またそういう人は最悪の想定をそれぞれの頭の中に設定してこのニュースを関心高く追っかけている。

 事後だから何とでも言えるけれど、「状況がはっきりと見えるまでは中国からの旅行客を認めません。」、として様子を見ていればよかったのだ。はっきりしたことなんてわからなくてもまずはとりあえずそうしておけばよかったのだ。解禁なんていつだって出来るわけだから。与党も野党も知っていたんだろうが厳しい対応をあまり積極的に口にしなかったことはいかに日本の景気が悪く観光客頼みになっているかということを表しているのかもしれない。


 現状でこれからできることと言えばなんだろう。中国からの渡航禁止、中国人の国外強制送還、は無いようだ。武漢は閉鎖され日本への団体客は中国全土で止まっている。地域の閉鎖移動制限は国の指示もあるのだろう各自治区村単位で自主的に行われているようだ。日本を訪れる中国人の数も例年に比べたら全く少ない。しかしもう列島内で日本も中国も十分にまじりあってしまったわけだから今更国籍で人を分けたところでそれほど意味をなさないということはあるんだろう。入ってきたすべての人の中で武漢に滞在歴のある人を見つけ出して追跡調査をする、武漢に残っている邦人で希望者を帰国させる。この二つをまずは徹底するという政府の発表だ。


 感染者かもしれない人間の一人として今は自分もその一員の方に入っているということはもう決定した。今日本にいる人は日本人外国人中国人関係なく全員感染者かもしれない人間の一人として列島に一緒に暮らすそういう国になった。未知で新型というけれど菌と人間の関係としては他の病原菌と同じだ。特別国籍を選んで感染するわけでもない。政治の方はそういう国内環境の中で保菌者発症者を探し出しては徹底的に管理しますと言っている。モグラたたきが始まったところ。自覚のない人々は未だに中国人をより分けろと叫んでいる。ちょっと危ない要素を含んでいる。ウイルスは雑草の種みたいに誰にでもくっつく。中国人を店に入れない作戦を実施して中国人に対応している店の店長にも既にくっついているかもしれない。それにもしかしたら感染者はまだ驚くほど少数かもしれない可能性も無いわけではない。本当に報道に上がる人数とその周辺だけで活動しているウイルスに大騒ぎしている構図も無いわけではない。現実はわからないのだ。栄養をつけて節制して頭の中を整理しながらみんなで静かに状況を見守り暮らすよりないんだろう.大騒ぎしても静かにしていてもウイルスと人との現状は大して変わりないと思う。
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