今回も何の予備知識もないまま行ってみました。
始まってしばらくはオカルトの方に行くのではとちょっとがっかりしましたが、そんなことはなく人の記憶を消すということがメインテーマとなってからは謎とき要素も相まって引き込まれていきました。
記憶屋という記憶をなくす存在の登場からは、それがメインなのですが、それ自体はとってつけたようで正直感心しませんでしたが、悪い記憶だけを消すという行為の善悪は深いテーマで考えさせられました。
すぐに泣いてしまう自分が泣かなかったのもプラスポイントです。
さあ泣くのはここですよというものでは正直あまり泣けなくて、人が何かに感動して泣いているのを見ていつも泣いているのです。
スクリーンを見て泣いている人が視覚に入ったら泣いたかもしれませんが幸い周囲は空席でそこを避けることができました。
ですから自分にとってはお涙頂戴ではなく、人は辛い記憶とどう向き合うかというのを考えさせてくれた素敵な映画でした。
帰ってから見ると原作は日本ホラー小説大賞を取っていたというのを見て、どこが?と思いましたが原作を読もうという気にはなりませんでした。
いい映画を見た。それだけで十分です。
後出演者がなかなかに魅力的で、山田涼介君と芳根京子さんは適役だと思いました。
回想シーンで高校生を演じていても違和感ないのはちょっと笑えました。
ログインしてコメントを確認・投稿する