今更ですが、大相撲の話です。
朝乃山が今年の大相撲の年間最多勝に輝きました。
しかし成績は55勝35敗と低調なものでした。
2009年と2010年の白鵬の86勝4敗が如何に凄かったか分かります。
この両年の4敗について、相手の力士は一体誰だったのか調べてみました。
まず初場所、成績は14勝1敗、優勝決定戦で朝青龍に敗れる。
本割で負けた相手は当時大関だった日馬富士。
3月の春場所は全勝優勝、
5月場所は14勝1敗、14日目の大関・琴欧洲戦で敗れ、連勝が33でストップ。
優勝決定戦で日馬富士に敗れる。
7月場所も14勝1敗、11日目に大関・琴光喜に敗れるも優勝を飾る。
9月場所は6日目に平幕の翔天狼に敗れ、金星配給。14勝1敗で朝青龍との優勝決定戦に臨むが又も敗れる。
11月の九州場所は全勝優勝。
年間86勝4敗の新記録達成。
優勝も3回しましたが、優勝決定戦に3度も敗れて、東京場所ではずべて準優勝。
本人は不満だったでしょうが、本割での成績は驚異的な高勝率でした。
何しろ、関脇以下の力士に敗れたのは9月場所の翔天狼戦ただ一度だけだったのですから。
翔天狼にとっては5連敗で迎えた6日目でした。
初顔(初対戦)だったこの取組の金星で初日を出しましたが、
7日目以降も調子は出ず、何と1勝を追加したのみで
成績は2勝13敗に終わりました。
この前頭二枚目が翔天狼の最高番付で
以後は対戦をすることなく2018年初場所を以て翔天狼は引退しました。
現在は日本国籍を取得し、北陣親方となっています。
よって幕内での白鵬との対戦成績は翔天狼の1勝、白鵬の0勝。
勝率はもちろん10割。
白鵬が幕内で対戦して勝てなかった相手は現時点では翔天狼だけだそうです。
この2人は年齢は翔天狼の方が3つ上ですが、初土俵が同期なのです。
力士として成功したのは圧倒的に白鵬ですが、2人の直接の対戦は翔天狼に軍配が上がりました。
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