※2019年12月9日の内容になります
※概ね個人の主観に基づいた内容です
※山岳保険や登山計画書の提出、救助体制の構築を含め技術、装備も踏まえ各自の責任で実行の可否を含め判断をお願いします
人がにぎわう東丹沢のちょっと外れ、寄から向かう雨山峠は静かで山深く大好きなルートのひとつです。台風19号の影響で寄の登山道の手前の水源施設で道路の陥没が発生し、通行止めとなっています。まあ、そのうち何とかなるかと思い早2か月。多い時は週に2回丹沢に通う僕にとって大倉尾根と蓑毛だけのアプローチだとルートが偏りすぎてしまうのと、何より渋沢駅のバス停に並ぶのがしんどい(笑)。しびれを切らせ役所に問い合わせしたところ、有益な情報を得たので満を持して寄に出かけてまいりました♪
↑やっぱり雨山峠って最高だな!
神奈川県的には現在も寄は通行止めになっています。責任問題という観点から役所的には「通行可能です」と言えない状態にしているとのこと。そして、寄の道路は今年度末(2020年3月)ではなく来年度末まで復旧工事がかかるとのこと。率直なところ来年度の予算でやるってことなんでしょう。こういうとこお役所仕事だわ。でも、問題の陥没箇所は巻き道を作って徒歩であるなら「自己責任で通行可能」と聞いたので、さっそく寄へ。
結論から申し上げますと寄起点の登山は可能です。ただ、一回もこのルートを歩いていない方は当面控えたほうがいいでしょう。僕は積雪期もこのルートを歩いていて地形などある程度体に染みついておりますが、8カ所くらい「うわっ」と思い、2カ所は「怖いなあ」と胃がキュっとなりました。
↑谷間に雲がたまる朝
↑仮復旧の道、スーパーマリオなら踏んだら落ちるやつ(現在はここじたい通行止め)
↑すごく歩きやすい巻き道を付けてくれたようです
一番インパクトのある道路の陥没は傾斜のユルい巻き道を作ってくれてあって難なくクリアです。やどりきの水源施設の付近は直す気があるようで、堰堤あたりは資材を運び込んでいるようでした。なんというか、もともと自然の部分は無傷で、人が手を加えたところが壊れている印象でした。
↑ブルーシートが生々しい
↑「青い壁」と呼んでいるエリア
↑砂礫で道が埋まり、かえって歩きやすい
このルートは何度か徒渉があるのですが、台風の影響で川の流れ自体が変わって枯れてしまったところや、逆に枯れ沢に水が流れ込んで徒渉しにくい場所もありました。沢登りの間隔でツメて普段の道に復旧すれば問題ない範囲です。
↑崩落が進み、いつかは歩けなくなるだろう
↑中間地点からは通常モード
↑ここも良くぞ御無事で…といった感じ
釜場の平から先は枝が少々散らかっているものの、きけんなことになっていないか心配していたきわどいトラバースコーナーは無傷でした。ゴルジュはもともと荒れていたので散らかった家に泥棒が入ったような感じで差はハッキリわからず(笑)。
↑確かに台風の爪痕を感じる
↑もともと荒れているので大差ない感じ
冗談はさておき、ここら辺からは登山道はいつも通りのコンディション。春以来久しぶりの雨山峠を満喫いたしました。
↑でもね、やっぱり雨山峠のゴルジュはいいんだよな〜
↑冒険心が満たされる部分
↑雨山峠から先はいつもどおり険しい
↑なんだかんだ北アルプスよりやっかいな区間
月曜日でどうせ鍋割山荘は休みだろうからスガキヤのラーメンを持参しており当初は鍋割山の山頂でいただく予定でしたが、鍋割山の鍋焼きうどんを食べるわけじゃないなら見晴らしがあまりよろしくないあの山頂で食事をする必要もなく、ちょっと手前の鍋割峠でランチタイム。ここ、すごく静かで癒されました♪
↑静かな山時間
↑今日は鍋割峠でお昼ご飯
↑鍋割山は秒で通過…
今日は鍋割山荘の営業があったようですが、秒で通過。途中寄の愛好家に出会い道の状況を共有。みんなの寄愛を感じで幸せな気持ちになりました。
↑紅葉はきれいだったけど、曇りなのが惜しい
↑薔薇みたいなキャベツ!
今日は自宅に野菜がいっぱいでしたのでスルーする予定でしたが、あまりに感じの良いキャベツがあったのでお土産に購入しました。これで1玉¥100って最高すぎるでしょう!
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