寄せ集め

タイトルにも書いている通り、クイズは寄せ集めに過ぎないと揶揄されることがあります。どういうことかといいますと、クイズで出題される問題は広く浅い知識で十分なのだから、片っ端からクイズの答えになりやすい事柄を覚えると良いといった類です。クイズ好きの皆さんだったら、少なくとも一度は耳にしたことがある内容だと思われます。

これは、確かに全く間違っているとは思っていません。クイズ、特に、早押しクイズと呼ばれるクイズは、一般的な特徴として深い内容の事柄を入れにくいし出題しにくいものです（100％できないとは言いません）従って、浅くてもかまわないからクイズの答えになるような事柄を一対一対応させようとなるのも頷けます。

しかし、これはクイズの一形式での話しです。すなわち、早押しクイズに限定するのであればのことであって、何も寄せ集めのようなクイズではないクイズを成立させることもクイズは可能なのです。例えば、クイズの答えを覚える覚えないというカテゴリーに拘りを持たなければ、自身の勉強によって身につく知識等は、決して寄せ集めという一言で一蹴させるべきものではないのです。むしろ、周辺事項を学習した深い知識なのです。

僕は、クイズは早押しクイズが花形ではあるけれども、それ以外にも充実される要素がたくさんあると感じています。もしも、早押しクイズを表舞台とするならば、裏舞台にも広い世界が待っていて、そこにはクイズの可能性や奥深さが眠っていると思うのです。