ガッツリ待ち撃ち

出猟６回目。

オフシーズンはバイクでよく走る峠道に近い沼へ。
対岸まで約50mなので、エアライフルで全域が射程距離のロケーション。
出猟すると真っ先に来る場所である。

昨日は来たから、今日も来る…といいなぁ。
そんな作戦。
なので、端からガッツリ待ち撃ちの構え。
鴨がいなければ飛んで来るのを待つ。
いつもの外飯に加えて、暇潰しアイテムも持ち込んだ。

水辺へ近付くなり、足元から鳥が飛び立ち、しかし低く対岸側へ着水する。
双眼鏡で確認するとカルガモ。
飛び去られなかったことに安堵しつつ、カルガモから目を離さずに銃袋からエアライフルを取り出すも、カルガモは泳いで茂みの中へ。

こちらも木陰へ椅子を出す。
警戒心を解いて現れるまで持久戦となった。

で、早速暇潰しアイテムの登場。

最近買ったナイフ(シャベル)に、パラコードでストラップを編む。
パラコードの長さは５m。
必要な時に解いて使えるよう切らずに編む。
この手の作業は素人ながら、嫌いじゃないので時間を忘れて没頭したり。

忘れるのが時間だけなら良いのだけれど、肝心のカルガモを監視まで忘れちゃって。
飛んだ音はないので、多分まだ隠れているのだろう。
目を離している間に、別の茂みに移動してないだろうか。

次は外飯。
今日はインスタント袋ラーメン(味噌味)&おにぎり。
手抜きと言うなかれ、ラーメンには餅まで入れちゃうのである。

…これって、炭水化物しか食ってないわ。

カルガモにも動きが無いまま、水辺に座って約５時間。
山中にはこれ以上無いほど違和感のある音が近付く。
空冷４気筒エンジンに直管マフラーのリズミカルな空吹かし。
何でこんなトコに暴走族？
近所迷惑にならないように山で空吹かしの練習か！?
しかも、無駄に遅い。
迷惑な爆音が沼へ差し掛かると、茂みからカルガモが飛び立った。

コレはないわ〜