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2019年10月21日05:48

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ノーベル賞候補。

16日の朝日の文化・文芸欄で、今回のノーベル文学賞(ポーランドとオーストリアの二人)に関する対談が掲載されました。
翻訳家・文芸評論家の鴻巣友季子と作家・詩人の松浦寿輝(ひさき・来年から芥川賞選考委員)の二人によるものです。
立高の卒業生とは、そこで語られている多和田葉子(たわだ・ようこ)さん。
30期生です。
詳しく知りたい方は、名前で検索してください。
紫芳会会報(年刊)の52号に彼女の母校訪問の記事あり。
朝日の対談記事から該当部分だけ、話のタネに引用紹介します。
司会 今年、日本からは多和田葉子さんも注目されました。
鴻巣 多和田さんは昨年、全米図書賞も受賞しています。弱者や貧者に目を向ける姿勢に、言語に対する深い思索。20世紀後半から世界文学は越境と翻訳の時代ですが、越境性やグローバル性で、多和田さんほどふさわしい人はいない。
彼女は早稲田でロシア文学を専攻した後、ドイツで博士号を取得。ドイツ語と日本語で作品を発表し、普段はドイツで暮らしています。
全米図書賞を受賞した『献灯使』(講談社文庫になっています)などは、タイトルからして言葉遊び。
彼女の作品の中では読みやすいのでお勧めです。
もちろん芥川賞も受賞していますし(1993年、作品は「犬婿入り」)、名だたる文学賞はほとんど受賞済み。
芸術選奨文部科学大臣賞まで受賞している、恐ろしくも頼もしき後輩です。
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