仏vsアルゼンチン・因縁の対決。

試合後に両者もみ合い騒然、フランス威信奪回へ１勝
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　12年前のフランス大会。開催国のフランスが、開幕戦と三位決定戦、2度に渡ってアルゼンチンに完膚なきまでに叩きのめされた。その遺恨ラグビーがトーキョーで。いっひっひ。おもしれーなー。あの大会ではフランス、NZを降してるしな。それがアルゼンチンのせいで隠れちまったよ。結構悲惨な大会だよなー。いやー、今回開催国ジャパンが開幕戦負けなかったから言えるんだけどさー。

　アルゼンチンのジャージはあの水色がいい。ニッポン人的には浅葱色、死に装束の色、新選組のダンダラ羽織の色。まぁその辺は関係ないがあの色合いはわしの好みの色。あの薄い感触が良い。ジャパンのジャージはちと露骨すぎて着たくないけどアルゼンチンのジャージなら着たいなぁ。

　トーキョー、調布、東京スタジアム。曇り、ただ湿度があるから今一つラグビー日和とはいかんぢゃろうな。

　客席が、みんな彫りが深いー。ニッポンンぢゃねぇみてーだ。

　国歌斉唱。なんか反響しちまってよく聞こえんなぁ。ちと残念。

　キックオフ。ガムシャラな、殺気むき出しで始まることも多いが、意外と冷静な闘志で始まったな。それだけ両者の覚悟が知れる。10分過ぎまで、双方ともに22m内に入れないが、全力のぶつかり合いが続く。

　13分、ARG、PG失敗。　14分、今度は決まった、3-0．ニコラス＝サンチェス。まぁ3点は獲って帰ってきたか。

　16分、今度は仏の時間帯。17分、ゴールラインに迫る、右ががら空き、余ってる、トライ！　見事な速攻。3-7．

　リスタート、一瞬のミスが仏にボールを渡してしまう。ふむ、開始15分ほどはがっぷり4つの互角のやりあいだったがトライ辺りから仏ペース。21分、連続トライ。ARG 、受けに回ってしまっている。コンヴァージョンをこの位置から決めてくるか。あの仏を、完全に乗らせちまったか？　猛攻。

　ところで。解説の栗原がやたらうるせー。もっとアナウンサーに実況させろ。妙なうんちくの垂れ流し音声が、ゲームを見る集中を妨げてんだよ。まぁ日テレ見るよりゃましだろうけど、もうちょっとこう、淡々と冷静なコメントと、視聴者がゲームを見る補助に徹する解説にしてもらいたいね。　次のNZvs南アの実況・解説なんてかなり良かった。解説は、前に出てくるんぢゃねぇっ！

　28分、仏アタック、ランの切れがスバラシイ。29分PGで3-17．

　30分、やっとARGにチャンス。ラインナウト、モール…だが決めきれないな。36分に結局密集でボール奪われた。39分にはハイタックル取られてPGを与え、3-20で折り返すことになった。うーん、このままでは、後半、10分見たら後は見なくて良くなるかもしれない。

　後半。ARG攻勢。41分、仏陣22m内でラインナウト、後ろの合わせて投げ入れ、仏の人数少ないところでモール、なだれ込んで一気にトライ。これは面白くなってきた。20-10．42分。

　ARG、修正して来たか。勢いが出てきた。53分、ドライビングモール、インゴールに入って、モール崩してトライ。前半にもゴールに肉薄した似たような場面があって攻めきれなかったが、今度はきっちり取ってきた。前半とは違うぞ。20-15．

　58分、ターンオーバーから一気に仏陣へ。このへんの体さばきが見事。これまたPGとって戻ってきた。60分、20-18．こんどは仏がどうもちぐはぐだね。前半後半でこうも変わる、だからラグビーは面白い。

　66分、空中戦落下時にＡＲＧ選手の膝が仏選手の顔面に。ＴＭＯになったが、さすがにこれは意図的には無理だぞ。これでエキサイトして、得たＰＧでＡＲＧ、逆転っ。23-21！

　69分、ドロップゴーッル！　おおお、仏が再逆転、23-21ッ。
その後一進一退の攻防、76分、仏、ＰＧ、だが外したっ。　のこり3分。

　空中タックルで仏にペナルティ、ＡＲＧはショット選択。むむむ。大変な選択ぢゃな…距離あるぞ（ハーフウェイちょっと入ったところ）これは劇的な…あーっ。外れたー。
　そしてフォーン。ラストプレィ、ＡＲＧ攻めるが…球がこぼれた、仏ボール、ラック、タッチへ蹴りだしノーサイド。

　フランス、12年前の雪辱を果たしたか。いやしかしなかなかの激戦。前半、フランスを乗せちまった時にはもう見なくていいゲームになるかと思ったが、さすがにアルゼンチン、そうは問屋が卸さない。きっちり修正してよいゲームを見せてもろうた。これでこそＷ杯ぢゃわ。