萩原あさみ「娘の友達」の感想

キチフェミに攻撃されて話題の「娘の友達」をKindleで課金して読んでみた。
これはヤベェ〜！
ヒロイン、こんな天使のような顔をしてとんでもないサキュバスだわ（苦笑）
これはある意味ホラーだわサスペンスだわ。
解説に「女子高生という名の沼」とあったが、とても恐ろしい底無し沼だわ……

言ってみれば彼女は「人間をダメにする女」ですわな。
主人公である中年サラリーマンに「家族も会社も何もかも捨てて私と一緒に逃げましょう」と巧みに誘惑してくるのが恐ろしい
主人公には不登校で社会復帰出来ない娘もいるのに。
ヒロインにもどうも自分の親との確執があるようで。

主人公は父親として不登校で引きこもりの娘、課長として会社の同僚や部下を見捨てる事は当然できないのでヒロインの誘惑に抗ってみるが、現実の辛さに耐えきれずに彼女の胸に抱かれ癒されたい欲求にも駆られ苦悩する。
その精神的な葛藤がこの作品の見ものなんだな。