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2019年07月29日22:25

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猛烈に馬鹿が大衆文化の一角に居ると、ピュアな大勢の音楽人が迷惑する。

先般、“ポピュリズムとは何か!?”についてツラツラ書いたけども・・。

これ、ポピュリズムとか何とかいう遥か以前に「猛烈な馬鹿者」としか
言いようがないし、個人的にはとりわけ「無性に腹立たしく」、
音楽人として風上にも置けないほど「超絶無能」。

前提にある「JASRACに関するあれこれ」については、これまでも随分書いて来た。
無論、この組織の醜悪性や、現行著作権の法に纏わる部分を含めて批判的に。

だが。この発起人である「工藤尚規」。
コイツは駄目だ。人物評価とか言うんじゃなく、「音楽人/業界人」としての
基礎の基礎がなってない・・いや、根本的に「大失格」としか言いようがない。

彼が疑問とする個別内容、そこにあるJASRACに対する不健全性は100%その通りだ。
しかし、その不健全な内容と共にあるクリエイターやビジネスサイドにある憤りは、
先ずもって「そこに居る者達」で吹き上がり、そこに居る者達で確固たるコンセンサスを
構築し、次に音楽文化を愛する「庶民〜大衆社会」と共有し、
その上で初めて「公権力」にぶつけるべき、対峙するべきもの。

その態様にあるべきものを、順路を考えた時。音楽界全体の中に、
コンセンサスを得るような外形、実態があるか!?
音楽ファン〜消費者との間に、問題の共通認識や危機意識、怒りの坩堝、
社会問題化するべき熱度が高まっているか?高めるための努力がされて来たか?
全くもってされてないだろう。

こんな状態で、広い業界の中の一角に居る者が、たかだかN国に拠る一時の
「腫れ物」程度に感化され、一足飛びに「権力の側に登って」改善を
図らんとすることは、それ即ち「怠慢」であるのと同時に、
「音楽人が、大衆文化を軽々にお上に持っていく」という実に浅はかで、
絶対にやっちゃいけない行為だってことを、まるでわかっていない。

何処までも「浮世の享楽」である大衆文化は、何処までも大衆側によって囲われ、
その中から社会や現実への嘆き、怒り、憤り・・それらを間接的に、
または時にダイレクトで権力や強者に刃を向けるべきもの。

売り手や裏方は、クリエイタやパフォーマーによる純然な主張性を
如何にして大衆に届きやすくし、肉付けや虚飾を如何にして絶妙なものに仕上げるか。
それに夢中で邁進すべきであって、自らが権力の一部になるものでも
こじ開けるものでもない。主張通り、理屈通りになればそりゃいいだろう。
が、道理的に言って「権力者達と肩を並べながら」JASRACの問題が改善されると
思ってるのなら、よほど頭は「脳内春うらら」だ。

>党として活動するための資金はクラウドファンディングを活用して集める

何寝ぼけたこと言ってるんだっての。
そんなもの、自分が普段活動しているフィールドで行うべきものであって、
そこで貫徹するものだろうが。活動の結果、社会の中で大きな注目や
社会運動化されるほど肥大化した時、初めて政治や権力側が無視出来ないものとなり、
問題の改善に向いていく。それをせず「効率化」の名のもとに、安易な発想で
自らが政治権力側になって大衆文化を安直に弄るなよ、って話だ。

大体この工藤尚規。アニソン・ゲーム音楽の領域をベースにし、
youtuberとかも名乗ってるそうじゃないか。
いや、その分野がいい悪いってんじゃない。経歴的にみても非常に「狭い」。
はっきり言って「音楽文化〜大衆文化のなんぞや」を、殆ど理解されてない。
あるのは、自身が目の当たりにした「ライヴ事業での理不尽さ」や、
素朴な疑問、それらへの憤りや不満というだけ。

何より「著作権等管理事業法の改正で、JASRACの問題ある行動は、
全て解決するような気がする」・・・←“解決するような気がする”・・
気がする程度で政党作って国政に出るほど、「何にもまだ把握してない」わけだ。

そんな状態で、政界への進出を果たした暁には「N国とも連携することも視野に」って。
もうアホか!?としか言葉がない。
何処までも大衆の、大衆のための音楽文化にある一利益を守る目的で、
その他にある大衆国民の権利権益を、場合によっては軽んじます、二の次にします・・
と言ってるのと同義だからね、これ。

言うまでもなく、N国自体がもはやたかだかNHKに纏わるワンイシューだけで、
その他は微塵も考えてない「悪質な愚連隊」、そやつらと一緒になって
大衆文化を守りにいきます・・って、何の冗談かって話。

こんな馬鹿者に対して「待ってました!全ての国民が応援してます!」って・・
キミら、大衆文化を何だと思ってんのかね?お上に安々と献上し、安売りするなよ。
戦後の苦難から大衆の、大衆の心のヒダに染み込ませて発展させて来た、
権力とは距離のある、距離があるからこそ育まれて来た文化を、
目先の利益のため、手前の感情浄化のためだけに安々と売り渡すなよ。

こんな安直な方策が簡単に上手くいくとは到底思えないが、
節操なくあらゆるものを崩壊させて今にある現代のことだ。
まかり間違って・・は否定出来得ない。

その時、声を大にして言ってやる。
「そんなんだから、何時まで経っても日本の音楽文化は世界で発展しないんだよ」とね。

■JASRACから音楽を守る党、成立したら「NHKから国民を守る党と選挙戦略で連携できれば」発起人明かす
(キャリコネ - 07月29日 17:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=5726828
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