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2019年06月26日21:02

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安倍政権の2025年までのプライマリーバランス黒字化目標という閣議決定は無茶苦茶だ。

■与野党、参院選へ=7月21日投票、増税・年金争点
(時事通信社 - 06月26日 19:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5680601

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日本のプライマリーバランス。対GDP比。


安倍政権が発足して、2013年の閣議決定でプライマリーバランスの黒字化が目標に掲げられた。当初の2020年までの黒字化達成は断念し2025年までにその目標は延期されている。図の通り、安倍政権下では財務省指導の下、増税及び緊縮財政で着実な赤字幅の縮小を断行している…ただしこれは飛躍的な経済成長が達成され税収が伸びた結果、財政赤字が縮小している、というわけではない。あくまでも増税、支出抑制による実体経済からのカネの巻き上げによって、である。




経済というものは何者かが負債(消費、投資)を増やさない限り別の何者かが資産(所得)を得ることは出来ない。デフレ経済下の折に民間企業が果敢に設備投資などに積極的に打ってでるのはかなりのリスクを伴う。そのような経済状況下で積極的に財政を拡大して負債を増やせるのは通貨発行権を持つ日銀を子会社に持つ政府しかいない。安倍政権がプライマリーバランス黒字化という目標の下、赤字幅を縮小している傍ら、誰かの資産をも削られていっている。もちろん一般家計だ。経済とは「誰かの赤字は他の誰かの黒字」「誰かの支出は他の誰かの所得」なのだから。自国通貨債券の負債を減らすという行為にデメリットは多大であってもメリットなど微塵もない。あるのは国民の貧困化、国力そのものの凋落だけだ。この平成から続く「財政再建」という名の国売り政策をいっこくも早く止めさせなければならない。



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