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2019年07月09日21:55

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7Payがスタート直後でつまずいた理由

■二段階認証は「基本中の基本」 経産相、7payに苦言
(朝日新聞デジタル - 07月09日 12:23)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5698398

■セブン&アイ、「7月11日に7pay再開」説を否定
(日経ビジネス - 07月08日 18:00)
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/070800517/

セブン&アイグループのスマートフォンを用いたバーコード決済「7Pay」が、7月1日のスタートから数日後に不正利用発生で新規登録とチャージの受け付けを一時停止し、チャージ済みの残高の利用のみ可能な状態が続いていますが、私はサービス提供元の株式会社セブン・ペイが、利便性向上とセブン-イレブンの集客力に頼ることばかり考えて、セキュリティを軽視していたことが最大の理由だと思いました。

7Payは、クーポンなどの機能を備えたセブン-イレブンアプリを拡張する形でスタートしましたが、セブン・ペイ社側がSMSを用いた二段階認証を実装し忘れたことがつまずきとなり、不正利用を招いた訳です。この不正利用の問題は、「PayPay」のサービス開始直後にも発生していましたが、現在は解消しています。

ちなみにライバルのファミリーマートで使える「FamiPay」(サービス提供元は株式会社ファミマデジタルワン。やはりクーポン機能などを提供する「ファミペイ」に実装)は、もちろん二段階認証を導入しており、現時点では不正利用は発生していません。しかもチャージ手段を現金とファミマTカード(ポケットカード発行の提携クレジットカード)に限定しているため、FamiPayの安全性はかなり高くなっています。これに対して7Payは、現金以外にもセブン&アイ・ホールディングス傘下を含めた一部クレジットカード、デビットカード、セブン銀行口座、nanacoポイントと幅広いチャージ手段を用意して、利便性を向上させていたのも仇となりました。

セブン-イレブンは7月11日に沖縄県に初出店しますが、その直前にセブン・ペイ社が大失態を犯したことは、それをトーンダウンさせる結果にもなりかねません。

しかしながら、同じ7月11日からは、セブンで使える他のバーコード決済、「PayPay」「LINE Pay」「メルペイ」で1,000円を上限として決済額の20%還元するキャンペーンを全国のセブン店舗で実施しますが、セブンとしては、囲い込みツールとなるはずだった7Payが窮地に立たされたため、この3つのバーコード決済による還元キャンペーンで客を集める戦略に転換せざるを得なくなったことは大いに納得できますね。もちろん、ファミマやローソン等でバーコード決済を使っていた人をセブンに取り込むチャンスも生まれた訳です。

この他、セブンでは中国生まれの「Alipay」「WeChat Pay」にも対応しており、7Pay・PayPay・LINE Pay・メルペイと併せて、合計6種類のバーコード決済が使えます。

7Payは7月11日サービス全面再開というデマも流れたほどですが、万全のセキュリティ対策を取る必要があるため、私は8月以降になるのではないかと考えております。

とにかく、一日も早く問題を解消して、7Payが本格的にスタートし、10月以降のイトーヨーカドーやデニーズ等でのサービス開始に備えてほしいものです。

最後になりますが、セブンが7月11日に沖縄県に進出した直後に、それに関する投稿をしたいと思いますので、楽しみにしていて下さいね。
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