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2019年03月22日15:02

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現代版『金環蝕』みたいだなw

NGT48山口真帆、調査報告に不満「今までずっと耐えてきました」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=5548857

石川達三さんの小説で『金環蝕』という作品があります。
今回の騒動みていてまずこの作品を思い出した。
まあ金環蝕の場合は池田勇人政権時代における九頭竜川のダム建設(作品中ではF−川ダム)をめぐるカネの動きがモデルになってるんですが、
莫大なカネが流れているというのは今回の騒動も同様。しかもどっちも『選挙』関連ですしねw
ただし金環蝕の方は当時の情報環境から完全に揉み消されてしまいました。
今回は正直者がバカを見るようなことには、今のところなりそうに無いですが。
イジメ事件とか体罰事件とか減少している社会背景もこういう情報環境の変化ということが言えそうですね。
一言で言えば『バレやすくなった』ということ。
ニュースなんかで見る場合にもたいてい証拠の「動画」やら「音声」やらがくっついているはずです。
ああいう「証拠」を用意するのが簡単になったので、ごまかしがきかなくなった、ってだけの話。
昔は「証言」しかなかったわけで、それも「子供の証言」なら「大人」が加害者なら、「私にも行き過ぎたところがあったかもしれませんが、まぁ子供の言うことですから・・・」とか何とか言っておけば深く追及されなかったわけです。
所詮、「子供の言うこと」しか証拠のない話ですから。
しかし、現代ではその「子供」が「機械的な記録」を残せるようになったわけです。
「子供の言うこと」は「子供」であるがゆえに「誤解・誤認です」ってことにすれば逃げられたわけですが、「機械的な記録」は「子供が撮影・録音したから」といって、その証拠能力が下がるわけではありません。

今は当たり前になりすぎて実感がないでしょうが、「数十年前」は個人が「録画」や「録音」できる機器を持ち歩く、なんてあり得ない話でした。
20年前でようやく携帯電話にカメラ機能がつきはじめます。
動画撮影できるカメラなんてそもそも持っていないのが普通でしたし、静止画用のカメラにしても、旅行などの際に使うものであって、日常的に携帯するようなものではありませんでした。
「ボイスレコーダー」なんて、今でも普通は持っていないでしょう。
「大人」でもこんな感じだったので、「子供」ともなれば「夢のまた夢」の話です。
親のカメラを勝手に触ったら怒られてもおかしくないレベル。

それが今では「携帯(スマホ)を持っている」=「録音・録画・撮影機器を持っている」ですから、大人なら持っていない方がめずらしいでしょう。
子供ですら持っています。
つまり、「どこで誰に撮影・録音されているか分からない」わけです。
周囲に子供しかいなかったとしても。

2011年の桜宮高校バスケットボール部の事件でも、証拠として「ビデオ映像」が提出されています。
起訴の決め手になったのもこの映像とのこと。
逆に言えば、桜宮高校事件ですら、「決め手となる映像」がなかったら「不起訴」だったかもしれないわけです。

「数十年前」は、「体罰」自体は「あるんだろうな」と思われていたものの、個別の件を表沙汰にできる「証拠」がなかったわけです。
被害者側の「証言」しかありませんでしたから、加害者が「いや、やってません」と強弁すれば「どっちも証拠がないんだから」でうやむやにできたわけです。
それが「できなくなった」というだけのことです。

今回のケースもおそらく運営側は『子どものいうこと』くらいに舐めてかかってたんでしょうね。
金環蝕の時代ならそれで通用したかもしれないので、そこは運営側に同情します(笑)

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