安楽死は必要だと思う

内田裕也さん延命治療拒んでいた　近親者で告別式
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=5549224
今回のケースは全然関係無いけど、障害者、或いは認知症の高齢者を生きながらえさせるのが必ずしもベストとは言えないですね。
最悪なのは、介護で家族共倒れというケース。
だからワタシは、重度の障害者・治癒不可の病人・寝たきりや認知症の高齢者には安楽死があってもいいと思います。

私は「全ての人に平等な権利を」「高齢者や障害者を一律に最期まで面倒みるべき」という人に「どうぞ福祉関係の求人は離職率が高くて、いつでもいっぱいあるので応募して働いてください」と言いたい。意識が高く、清らかでさぞかしウツクシイ心(笑)を持っているんでしょうから。
まぁ、そう言う人に限って大抵の人は福祉関係に従事していないどころか、普段の生活で障害者・認知症高齢者・生活困窮者を意識していない。そのくせ、大きな事件があると知ったかぶって大きい声を上げやがる(笑)。
障害者の中でも意思疎通が出来て、就労可能・日常生活可能であればいいですが、たとえば先年の植松聖事件の事件現場施設で受け入れていた障害者の大半は重度の知的障害者です。つまり、言葉を喋ることも出来なければ、他害傾向が強く、自傷行為を行い、入浴・排泄・食事・オナニーといった行動も他人の手を借りなければ自立した行動が不可能な人たちです。
こういった人たちの中には、職員や他入所者に暴行・性的いたずら・暴言を加える人たちもいます。勿論、それらを悪い事と認識できないし、教えたところで理解できない。そこら辺のもっと程度の軽い施設でも、噛みつかれたり、物を投げられたり、暴力をふるわれたり、性暴行目的で襲われたりする職員はたくさんいます。

乙武洋匡不倫問題でも明らかになりましたが、障害者の方が健常者よりも性欲が強いのでこういう事件 を頻繁に起こしているのですが、『障害者はカワイソー』みたいなバイアスがまだまだ世間に根強いので、あまりオモテ沙汰にならないみたいですね。
http://news.nicovideo.jp/watch/nw34672?amp=html
職員はナマ傷を作ったり、心に傷を負って辞めていきます。そんなヒドいことをする障害者ですら健常者以上に血税で保護されている現実があります。そして職員は超のつく低賃金・激務。

また、家族たちの中には、本当にその障害者を愛している人もいますが、お金も手もかかりすぎて精神的にも肉体的にも経済的にも苦しんでいる人がたくさんいます。
障害者本人だけでなく、認知症介護や治癒不可の病人を介護・看護している人たちも。殆どの人が忘れていると思いますが、介護殺人が昔ありました(息子が認知症母を殺害)。殺害した息子は、介護のために会社を辞め、介護に専念するも金銭的に苦しくなり再就職をしようとするも年齢的に難しく、母親に「…もうアカン」と言い、母親は「…そうか、アカンか」と返し、息子は母親を殺害しました。この男性は無能な役所職員のせいで生活保護を受けられなかったようです。また、病院や施設で長期に及ぶ入院・入所の後に死亡した時、家族は「やっと解放された」と呟くことがあります。

これから、こういった事件って増えると思います。だから、選択できる安楽死(本人に選択能力がない場合は家族)、そして福祉従事者の労働環境改善および給与の見直しが必要なんです。国や自治体が税金を何に使ってるかって大半が自分たちの給与にしているのですが、日本は高負担・低福祉と言われている国。もっと税金を福祉医療に掛けて欲しいです…が、おそらくやらないでしょう。公務員の人たちは考えてなさそうなので。

選べる死は、今後の日本に必要だと思います。