「陽だまりの樹」第1巻。スタンダードな、王道的歴史マンガ。面白い。手塚治虫の天才。
「陽だまりの樹」。タイトルは良い意味なのか?と思っていたけど、悪い意味だったのね。意外。あと、作者の先祖が女ったらしに描かれていて、作者のバランス感覚を感じる。あるいはテレか。
「陽だまりの樹」5巻。相変わらず手塚治虫は祖先の女性にキビシイ。悪妻に描かれている。まぁ夫の手塚良庵が女ったらしだから、というのが一因なんだけど。
あと、山岡鉄太郎ってあぁいうキャラだったのね。詳しくは知らなかったのでビックリ。尊皇攘夷の人で清河八郎に踊らされるような人だったとは。やっぱ、先見の明で言ったら勝海舟の方だよね。
しっかし、読んでいて人生が虚しくなった。私のメンタルのせい?それとも、幕末を閉塞感のある幕府側から描いた作品だから?
「陽だまりの樹」のラスト。主人公の一人は彰義隊に参加し、たぶん戦死。もう1人は赤痢で頓死。暗いラスト。何を描きたいのか?と思ったけれど、まぁ作者・手塚治虫の先祖を描くのと、負けた側から維新を描くのがしたかったのかな。。。
読んでいて暗くなった。名作だとは思うけれど、後味は悪い。
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