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2019年01月11日00:05

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ロボと世界の敵とスクールアイドル

 雑記。

●十三機兵防衛圏プロローグ 発売決定

 アトラス×ヴァニラソフトウェアの巨大ロボアドベンチャー。初報では夕日と学園を背に、巨大ロボットが立ちすくむという大変エモいキービジュアルで「こんなん絶対買うやん」と思い続報を待つも、以降は度重なる発売日の延期&VITA版発売中止という絵に描いたような開発難航っぷり。いつ開発中止が発表されてもおかしくないと思ってた矢先、まさかのプロローグ版の発表である。

 有料体験版など今日日聞かないがその販売形態も特殊で、PS4版オーデンスフィアレイブスラシルとドラゴンズクラウンプロ、各廉価版にプロダクトコードがついたものと、CDや設定資料をつけた単独販売の計3点。「本編は約3時間程度」「体験版のデータは製品版に引き継げません」という注意書きを見るに、製品版のリリースはまだまだ先だし、最悪これで終わるから開発費用だけ回収せねばという思惑にも取れる。

 発表当時から待っていた身としては待ちくたびれていたタイミングでの続報なので、とりあえず設定資料付きのを買うにせよ、はたしてこのまま製品版が出るか開発中止になるか…平成も終わるこの時期に、まるでPCエンジンやセガサターンのゲーム発売を待つような気分になれるとは、そんなノスタルジックな出来事だと思った。

【公式サイト】
http://13sar.jp/


●TVアニメ「ブギーポップは笑わない」

 正直今更感あるタイトルだが、なにせリアルタイムで小説を読み、中二病の階段を昇らせてくれた思い出のラノベだけに、避けては通れない1作。キャラデザ変更にはやっぱり違和感はあるものの、話そのものはオリジナル展開を絡めた旧アニメ版と異なり原作に沿ったもので、見ているだけで先の展開やいろんなキャラを思い出して胸熱。

 学園を中心に得体の知れない猛威が迫るという、サスペンスホラーに近いノリだが「謎の組織による人造人間」「社会の危機を追って暗躍するクラスの不良」「二重人格で現れる最強の戦士」など、どちらかといえば少年マンガのような燃える展開。そこに思春期でダウナーだったり無邪気な学生たちを交えた不思議な青春が描かれる。活字慣れしてない中坊だった当時、初のラノベ(という言葉自体もなかった頃の作品)という事もあるがとにかく独自の世界観に引き込まれていった覚えがある。後になんとなくで創作を始めたのも本作の影響だろう。

 アニメは初回2話連続放映で、てっきりこれで最初のエピソード(1巻)を終わらせるかと思いきや、どうも3話まで引っ張るっぽい。思ったよりブギーポップの出番が多い気がするが、アニオリの顔見せかはてまた原作を忘れているだけか。とりあえずぶっきらぼうな喋りは悠木碧の独壇場だなあとか。霧間凪は思ったより声が高いがよう考えたら現役JKだしこんなものかなとか。今電撃クライマックス出たらプレイアブルキャラ霧間凪はカタいだろうなとか。

 まあ、ワクワクが止まらないという事で。


●劇場版「ラブライブサンシャイン」

 前作ほどの熱意は冷めて、とりあえずで追っていたサンシャイン。1期のラストで「アレ?」ってなって、2期でいろいろあったけど当初の目的は果たせない意外なビターエンド。はたして劇場版でどうオチをつけるのか? と、それなりに思うところはありつつも鑑賞。TV版を思い返すような展開も多く、なんだかんだでキャラに愛着もあって面白かったけど、やっぱりμ's(ミューズ。前作の主人公グループ)の壁は厚かったな…としみじみ。

 前作ラブライブは世間的な盛り上がりもだが、劇中でも「スクールアイドルの先駆者」という立ち位置にあり、平凡な女子高生たちがアイドル(といってもプロでなくアマの範疇なのがミソ)を目指して駆けあがっていくというスポ根ドラマ。こちらも1期で盛り上がり、2期でなんとなくダレて、劇場版で最高のフィナーレ(いかに引退するか)を飾る事でレジェンドへと昇格した。

 サンシャインの主人公グループ・Aqours(アクア)はそんな先代が残した「誰でもスクールアイドルになれる」というレールに沿って誕生した2代目であり、フォロワーにまわった時点で前作ほどのスケールはなくなってしまった。思えば一歩引いたスタートだったと思う。

「なんのためにスクールアイドルをやるのか」というテーマを軸に、学校存続やら親を認めさせるとか、様々なテーマに挑んだサンシャインだったが、もともとスクールアイドル自体「考えるんじゃない感じるんだ」みたいな存在と個人的には考えていて、色々理詰めしていても、結局は本人たちの活動意思に集約されると思う。アニメの場合、劇中の結末で判断するしかない。

 Aqoursはラブライブ優勝という成果こそ出したが、母校は救えず、アイドルとしてみればμ'sほどの存在にはならなかった(もともとご当地アイドルみたいな立ち位置ではあるが、一部メンバーにプロデビューの道が示唆された前作と比較して、あくまでいちスクールアイドルとして活動を終えた感がある)。映画ではメンバーそれぞれが納得したうえでの結論に辿り着いたものの、それは「大成功」というよりは「失敗と挫折から辿り着いた自分たちなりの100点満点」みたいな、どこか寂しい幕引きに見えた。

 聞けばアプリ版はまだまだ健在で、3代目になるかもしれないキャラクターも発表済み。前作ほどの勢いは感じられなかったがコンテンツ自体はまだまだ大きく、今後も続くであろうラブライブ。誰かに受け継がれたであろうAqoursのバトンは一体どうなるのか。惰性で見てたがやっぱり追ってしまう、そんなラブライブの魅力を再確認できた今作の映画だった。
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