去年の2月に購入した韓国アカデミー社製のK2。(12.15追記:今年の2月でした)
アカデミーのK2というと韓国軍の戦車を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、こちらは小銃の方です。
ちなみにアカデミー社というと玩具・ホビーの総合メーカーのようで、エアガンのほかプラモデルも多数のラインナップがあり、私もM551シェリダンを作ったりマガフを積んだままに(ぉぃ)したりしてます。
○外装など
このエアガンは韓国国内向けの製品で、実銃と区別できるよう銃口部がオレンジ色で成形されています。
日本では銃口がオレンジ色である必要はないので、気になるようならば塗装してしまってもよいでしょう。
対象年齢は14歳以上となっていますが、初速については日本の10歳以上向けモデルと同程度でした。また、乾電池で駆動する仕組みになっており、東京マルイの電動ガンボーイズに相当する構造と考えてよいかと思います。
ストックを展開すると全長は実銃同様の97cmになりますが、持ってみるとかなり軽く、800gぐらいしかありません。
外装部品はすべて樹脂製で、やや力を入れると左右にたわむのが分かります。
まぁ本体が軽いので自重で歪んだりすることはないでしょう。構える分には不安はない程度です。
グリップ、ハンドガードとも細身でよく手に馴染みます。
フロントサイトは固定式。ガスレギュレーターも固定されています。
フロントサイトポストの下には着剣ラグが再現されており、マイクロエースのM7,M9ラバー銃剣が装着できました。
フラッシュハイダーは射手から見て右斜め上方に向いてスリットが3本入っており、実銃ではAKMのマズルブレーキのように右斜め上方への跳ね上がりを抑制する効果がありそうです。
リアサイトも固定式ですが別パーツになっており、ネジを緩めて取り外し、下面の突起を削ることで高さの調整が可能になります。
照準してみると、M16とよく似たサイトピクチャで狙いやすいです。
フレーム上面には20mmレールがあり、各種照準器の取付けが可能です。
フレーム左面。
M16と似たような配置で、セレクターを回すことで安全、セミオート、フルオートの切り替えができます。
安全状態にしてもトリガーはロックされませんが、発射はできなくなります。
フレーム右面。
ハングルで書かれた注意書きのラベルがいい感じだったのでそのままにしてあります。
マガジンキャッチボタンは可動ですが、コッキングハンドルは一体成型のダミーで動きません。
トリガーの後ろにある白い突起はピストン解放用のレバーで、撃ち終わった後に引くことでスプリングが圧縮されたまま放置されるのを防ぐことができます。
ストックは真下に押し下げて右へ畳むことができますが、畳んだ状態では完全にはロックされず若干ブラブラします。
後端は滑り止めの処理などなくツルっとしているので滑りやすいですが、片手で保持できる程度の重量しかなく、前後の重量バランスも良いのでずり落ちてくる不安はないかと思います。
マガジンはゼンマイ式の多弾数。
スタンダード電動ガンのM16用とよく似た形状ですが、実銃と異なり互換性はありません。
なお、アカデミーから発売されている同シリーズの電動ガンにM4カービンやK1サブマシンガンもあり、これらのモデルとは互換性があるかもしれません。
電池はハンドガード右側面の蓋を開けて単三電池を6本入れます。
なお、電池脱落防止用のツメが大きすぎて取り出しにくいため若干削りました。
オプション取付け例。
エイムポイントのダットサイトとM9銃剣を装着。
○実射
トリガーを引いてから発射までに若干のタイムラグがあり、連射するとガシャンガシャンと豪快な音がします。
0.12g弾で初速は46m/s。国内の10歳以上向けモデルと同程度です。
連射サイクルは7.9発/秒。
命中精度については、正確に測ってはいませんが5m先の8cmの円内に収まる程度のグルーピングでした。
さすがにマルイ製に比べるとやや散らばる感じです。
○総評
G&PのM16A1と。
国内では生産されていないK2ライフルのエアガンが低価格で入手できるということで大変面白い製品だと思います。
サイズも忠実に再現しているようで、各国の現用主力ライフルと並べたり構えてみたりして比較してみるのも良いかもしれませんね。
低価格帯ということで重厚感や剛性については物足りない印象があり、サバゲに使うにも性能的に不足している面がありますが、室内で的を撃ったりコレクションしたりする分には楽しい製品だと思います。
K2ライフルのレビューは以上です。それでは!
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