同族ベイビ

以前、mixiに情緒が不安定な葛藤してる方が居た


いつもは普通に楽しい事やリア充な感じにつぶやいたり日記を書くのだけれども時おり急に「はぁ…嫌な気分だ…死にたい」とネガティブに病んだ事を言う
心配していると次の日、何ともなかったように明るい呟きをしている
そしてふとまた「あぁ人生に疲れた……もう全て投げ出してしまいたい、マジで死のうかな」となる
そしてまた次の日ケロッとして楽しいつぶやきをしている


ずっと、その人の事を
「何なんだこの人…ついさっきまでの死にたいは何だったの？凄いテンションだったけど生半可な気持ちで言ってたの？」
と理解が出来ずにいた


ネガティブモードの時はもう今にも本気で死んじゃうのではという感じがして…また元気な時は死にたいが嘘だったように凄い活発にしてる



でもさ、、それさ、正に俺の事じゃないか、、、

まるっきり症状も言動も俺そのものやのに…何で、それに気付かないばかりかその人に対して変に苛立ちにも似た不可解なものを感じていたのか


それは…多分同族嫌悪にも似たものなのだろう



その人も、究極の死にたいと究極の生きなきゃを交互していただけ何だよなぁ……
葛藤して葛藤して、生きなきゃ！という元気を出してる時は「死にたいネガティブ」を押し殺す為ケロッと気丈に保たなきゃならない
そうなっている時は死んでた自分とは随分遠い位置に居るから、その自分とは全く違う自分になる、だから他人から見たら結局元気が出せるんじゃん、あんまり死にたくなかったんじゃん、と映ってしまう

でもまた折れて駄目になりそうな時は何もかもが無力化して、本気の本気の本気の本気で死んでしまいたくなる、生きたい自分も死にたい自分も100％の本気
mixiにネガティブな事を吐く事でその苦しみを少しだけ軽減出来る……

その人も、僕より遥かにまともな人間に見えて、病んでるような人間には見えなかったけれど
本人は葛藤して苦しんでいたのだと思う
常に凄い力で葛藤してるから、凄まじい頻度で生きると死にたいを繰り返している
今日は頑張れた、明日また死にたくなった、明後日また元気出せた
白と黒をハードに繰り返して、尋常じゃないくらいに精神に負担がかかって疲れてしまう


俺も、いつか限界やどうしようもなさを感じて極限まで自分に甘くやさしくする毎日にした
無理していた頃よりは楽になったし何とか過ごせているけど、それでもまだ色々な事に潰されそうになる
前は苦しい時も楽しい時も僕もmixiに書いてたけれど、現在は極力いい事だけを書くようにしている
本当にダメになった時だけは苦しいのを書いているけど、今はこのスタンスで中々mixi活動がやれている



ある程度頑張れたらまた疲れて死にたくなる、人間や世の中の怖さに耐えられなくなりあの世に逃げたくなる、散々頭を痛ませて心臓苦しめて、ふとケロッとして冷蔵庫のアイスを食べたり、また苦しんでこれまでの全てを投げ捨ててでも死にたくなる、こんなに欲深い自分自身の未練が皆無になる
またいい音楽を聴いて最高の気分になる



そのような事を何百回何千回と繰り返す……その全てこそが地獄なのである