mixiユーザー(id:7640532)

2018年12月14日23:01

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第4417話  特設を撤去

どうも、ともんじょです。

「イワンのばか」って言葉だけならよく知られていますよね。
けど、お話としてはそんなに知られていない。
ボクもそうでした。
しかも作者は「トルストイ」ですよ。
「今、トルストイの著書を読んでいます。」って言うと意識高めに見られるイメージがあります。
ロシア文学を読む。
読書家だねぇ、なんて一目置かれることもある。
有名な所で言うと「戦争と平和」なんてありますね。
それと「イワンのばか」ですかね。
児童書として日本では売られることがあるみたいですけど。
今回読んだいバージョンも小学生の頃に買ってもらった低学年向けの本です。
小説というよりは寓話とかおとぎ話って感じになっています。
軍人かぶれと金に執着する二人の兄と口のきけない妹とバカとさげすまれているイワン。
欲もなく無知でただただ畑を耕すことしか能のないイワンは悪魔にいたずらにも動ずることなく淡々と日々を過ごします。
出世や名声、金儲けに目のくらんだ結果失敗を重ねる兄たちとは違い、執着するっていう感覚のないイワンはひょんなことから王様になりますが成功も地位にも興味がなく、
ただ穏やかに暮らせることを望んでいるんです。
これって現代にも言えるんですよね。
兄たち二人は軍国主義と資本主義の象徴で、権力におぼれるモノを表現しているわけです。
一方でイワンはそういうものにとらわれない生き方を表しているわけですね。
バカすぎるのもよくないけど、欲に目がくらむことへの戒めっていう意味のある。
小学校低学年に通じるか?って思いながら読んでいました。
意外と面白かったですね。そりゃあ100年以上すたれずに残っているわけですよ。
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