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2018年10月21日06:54

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レンタル日記:HOMELANDシーズン7 前半

政府内の反逆分子による暗殺未遂事件後、大統領に就任したエリザベス・キーンのブレーンとして働き始めたキャリー。キーンの代理としてCIAに出向き、官僚らの特赦を約束するが、キーンは約束を反故にし、暗殺未遂容疑で国務省職員やソールら200名を投獄。おかげで彼女もクビになってしまった…

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数ヶ月後、無職のキャリーは娘のフラニーを抱えたまま、姉マーガレットの家に居候する身となっていた。シンクタンクへの再就職のため面接を受ける日々…とマーガレットには嘘をつき、裏では反キーン派の上院議員ペイリーのために、キーンが行った大量投獄の違法性を追及するため情報提供者を確保しようとしていた。投獄された200名は、誰1人として暗殺未遂事件に関与していない。キャリーの友人であるFBI捜査官ダンテがそう証言する気になったのだ。しかしダンテがベイリーを前にして証言を拒否したため、キャリーは作戦を変更、キーンの首席補佐官ウェリントンの家を盗聴盗撮し、証拠を集めようとする。

折しもアメリカ国内では、反キーンの機運が高まっていた。キーンの独裁をヒトラーになぞらえネット放送で中傷ニュースを流すブレット・オキーフは指名手配を受けながらも、南部の民兵組織に匿われていた。暗殺未遂の首謀者マクレンドン中将の裁判では、キーンの意思に反して極刑にはならず、終身刑に留まった。そんな状況にキレまくるキーンを宥めるため、ウェリントンは妥協案を捻り出す。まず200人を全員釈放し、ソールを安全保障補佐官に登用、そしてソールにオキーフの身柄を捉えるよう指示するのだった。そんななか、獄中でマクレンドンが突然死してしまう…

ウェリントンの盗撮を続けているキャリーは、彼の家に出入りする正体不明の女の存在に気づく。だが一方で、彼女は自分の病気…双極性障害が悪化していることを察していた。治療のため、全ての捜査から手を引こうと考えるキャリーだが、ダンテからの情報で事態が変わる。ウェリントンの家にいた正体不明の女はシモーヌ・マーティンという名で、マクレンドンが死ぬ直前、死んだ刑務所近くで駐禁切符を切られていることがわかったのだ。このシモーヌがマクレンドンの死に関与しているのなら、ウェリントンがそれを命じた可能性もある。

シモーヌが殺し屋に報酬5万ドルを渡していた可能性を掴んだキャリーは昔のチームを集めて作戦を開始する。殺し屋に化けてシモーヌをおびき出し、ウェリントンとの関与を裏付けようという作戦だ。一方、南部の町ルーカスビルに向かったソールは、オキーフに投降を呼びかけ平和的な解決を試みるが、あるフェイクニュースをキッカケに民兵組織とFBIの間で銃撃戦となってしまい19人が死亡。この事件でキーン政権は転覆の危機を迎えてしまう。ソールは、このフェイクニュースの手口がロシアのウクライナ侵攻の口実となったフェイクニュースと同一だったことからGRUの関与を疑うのだった。
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「HOMELAND」シーズン7です。前シーズンのようなキャッチーでスリリングな展開はなく、地味で小粒な話が始まるのでイライラしながら見なくてならないのですが、4話のルーカスビルでの衝突から俄然盛り上がってきます。今回のキャリーは、どこの組織にも属さない無職の女。それなのに、キーン政権を骨抜きにしようとするロシアの陰謀に巻き込まれていきます。大統領を倒すのに銃弾は不要、巧みな情報戦術で息の根を止められるというのが解る、実に練られたストーリーでした。やはりホームランドは面白い!
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