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2018年09月18日19:25

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内燃車輌は過去のものになる?

■世界初、燃料電池で走る列車 時速140キロ、独で営業
(朝日新聞デジタル - 09月18日 15:59)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5294094

燃料電池で走る鉄道車輌?一見目新しそうに聞こえるけれど、外部電源ではなく自車搭載電源で走る電気車自体は既に存在する。蓄電池式の機関車・電車だ。

尤も、電池容量の関係で長距離長時間運転は難しく、架線や第3軌条からの集電が難しくかといって火気を使えないような路線(専ら工場内の専用線)の短距離な区間で使われていた。

今回の燃料電池車のメリットはこれまでの内燃車両(ディーゼルカーなど)に比べて自身が2酸化炭素を排出しないこともさることながら、電気車運転には必須の架空電車線や変電所などの設備がいらず、トンネルや鉄橋の改良も不要な点だね。

この手の車輌を入れて効果がありそうなのが、非電化ながらトンネルの多いような路線。例えばJR四国の土讃線など。電化すると架線のためのクリアランスが必要になるからトンネルの改修が必要になりこれに結構金がかかる。燃料電池車ならその必要がない(尤も…重電のため外部電源との接続がパンタグラフだったりしたらその部分の配慮は必要になるが…)。

ただ、運転本数が多かったり長距離の区間だと寧ろ地上設備に投資したほうがトータルコストでは安くなる。例えば山手線を燃料電池車に置き換えるのはかえって不経済だ。

似て非なるものではあるが日本でもJR東日本が研究し実用化した車輌がある。どちらが優れているとかいうものではなく適材適所で使えば良かろう。

もしこれが実用化され今までの内燃車輌よりもランニングコストで有利となったら?少なくとも内燃動車は引導を渡され、内燃車輌は機関車のみ残ることになりそうだ。そしてそれは液体変速機を用いた方式の内燃車輌の終焉をも意味することになりかねない。
(既に機関車の世界ではディーゼルエンジンで発電機を回しそれで得た電力を元に走る電気式が主流になっていて、液体式は少数派。我が国の液体式機関車が入換・小運転用にとどまらず本線高速旅客列車・大単位貨物列車まで受け持つ姿は例外的説といっても過言ではなかろう)

それがどんなものになるのか?お手並み拝見…だね(^^)/



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