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2018年08月13日11:06

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8月13日(月) #1668 「パクる」とは?

おはようございます。木下藤吉郎です。


今から10年前の2008年(平成20年)の今日、北京オリンピックのフェンシング男子個人フルーレにおいて、太田雄貴(おおた ゆうき)選手が銀メダルを獲得しました。
※フェンシングとしては日本人選手初のメダル。ちなみに金メダルはドイツのクライブリンク選手。

■【フェンシング】太田雄貴選手が銀メダルを獲得!フェンシングで日本初の快挙! - JOC
https://www.joc.or.jp/games/olympic/beijing/news/detail.html?id=631


また、今から60年前の1958年(昭和33年)の今日は、バンド『THE 虎舞竜』のボーカルで、ミュージシャンの高橋ジョージ(たかはし じょーじ)さんの生まれた日です。

■高橋ジョージ - TOWER RECORDS ONLINE
http://tower.jp/artist/319447























8月13日 月曜日

さて、世間一般においては「お盆休み」真っ只中の月曜日でございますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか? 夏の全国高校野球に悲喜交々な方、故郷や行楽地に出られている方、いろいろいらっしゃる事と思います。

今週は、ほぼ先週と同様に、戦災に関する話又は「チコちゃんに叱られる!」風の雑学コーナーっぽい話のいずれかで進めていきたいと思います。

今回は、雑学編でまいります。

実はけさ、ある看板に目がとまり「なんやこれは? 某電話会社の“パクり”かよ!」と正直思いました。

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しかしここで、ふと思ったのです。

「そういや、なんで『人のマネをする』とか『技術を盗む』とか言うのを、俗に“パクる”と言うのだろうか?」と。

皆さんは、ご存じでしょうか?

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知ってか知らずか、人の技術や名作をついつい盗んで自分流にアレンジしてしまうケースは、そんなに珍しくもない事と思います。しかし、なぜ「技術を盗む」のをそう呼ぶのか、その由来をろくに知らずに「お前、パクんなよ!」だの「これ、○○のパクりじゃん!」だの、散々嘲笑ったり貶(けな)したりする人々の、なんと多いことか……(´-ω-`)

しかし、もしかしたら「5歳のチコちゃん」はもう知ってるかもしれません。今こそ全国の日本人の皆さんに問います。「なぜ、真似や技術の盗みを“パクる”と言うのか」

それは、『ドイツ語で“とっ捕まえる”事の意味である語を、不良達が「警察に捕まる」事の意である隠語で使い始めたから』

ドイツでは、「とっ捕まえる」「包む」「掴む」などの意味を示す語句として、“packen(パッケン)”と言う単語(動詞)があり、過去形(1人称、3人称単数形)では“packte(パクテ(パクトゥ?))”となるので、「犯人が捕まった」際には“packte”なる単語がよく用いられたのでしょう。

明治維新後は、日本にヨーロッパやアメリカなどから多種多様な文化が入ってきました。その際に様々な隠語も生まれ、ことに暗号をよく使う秘密結社、ならず者達は、外国から入ってきた文化を逆手に取って暗号化した「隠語」をたくさん作り上げたようです。

先日「チコちゃんに叱られる!」で取り上げられた「刑事=デカ」なる俗語も、一般に流行したのはドラマ『太陽にほえろ!』といわれていますが、それより前から秘密裏に「刑事(和服警官)⇒角袖(かくそで)を着た巡査→真ん中と端の単語いずれか2字だけを残すと“くそ”か“でか”になり、“でか”だけが浸透→デカ」なる流れで不良たちの間で使われていたとされています。

「パクる」も同様に、「とっ捕まえられた⇒packteされた→パクられた」となったのではという説が強いとされているのです。(※諸説あります)

不良たちにとって、仲間が捕まるということは、仲間を失うこと、つまり「奪われる」「盗まれる」のと同じ感覚になると言えるでしょう。そこから転じて、人の作品や技術を盗む、つまり真似することを「パクる」と言うようになったわけです。

案外、普段何気なく使っているその単語も、もしかしたら「ならず者たちの隠語の生まれ変わり」なのかもしれませんね( ̄∀ ̄)

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