パーサーにやらせる業務じゃないね。

東海道新幹線の死傷事件について、車内の様子が報じられていました。
車掌の説得は勇敢でありそれは讃えるべきと思いますが、その人数が16両全体で2名というのはやはりこのような事件が起こった後では心もとないですね。

■車掌、キャリーバッグ盾に＝「話聞く」、男は無言−ＪＲ東海
(時事通信社 - 06月13日 20:30)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5154353

東海道新幹線では今年の4月から、車掌の所定人員を3名から2名に削減し、減らした分の業務は車内販売担当のパーサーに役割分担させることで補うとしています。
しかし、パーサーは極論すれば売り子の延長ですから、有事の際にどの程度責任を取れるかは未知数というか、車掌に準じる期待を掛けるのは酷ではと思わざるを得ません。
実際、もしパーサーがこの犯行現場に真っ先に到達していたら、例え当人が女性であっても、同じようにシートの座面やキャリーバッグを盾に説得に及ぶべきか？というのは、重大な課題として浮き彫りになったと思います。

https://toyokeizai.net/articles/-/224678

東海という企業のキャラクターは基本愚直というか原理原則には重きを置く部分があるので、この課題をおざなりにし続ける事はないとは思うのですが、今回の事件の再発防止策について如何に対策を打っていくかというのは注視する必要があるかもしれませんね。

http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5154401