広島市郷土資料館の企画展「漫画『この世界の片隅に』に見る戦時下の暮らし」へ行って来たのだが、広島市郷土資料館らしいというか、なんというか……
全てが博物館内で完結しているのですよね。
ここで得た知識を元にして、外に出てみよう! という展示がないのですよ。
例えば、海苔だったら、広島で海苔養殖が盛んだった頃の遺構を見に行こう(海田にある)とか、太田川沿いに今も残る船着き場の跡を見に行こう、とか、そういう部分が弱いんですよね。
体験型の学習として、千人針を塗ってみてもいいじゃないですか、米を点いてみてもいいじゃないですか、実際の空襲警報のサイレンがどんなモノか、音を鳴らしてもいいじゃないですか、そういう部分も弱いのですよ。
ここら辺は、特別展に行くたびに思う事なんで、学芸員の人の癖なのかなぁ…… と思わなくもないです。
うむ、あともう一歩が欲しい。
ログインしてコメントを確認・投稿する