【Patinage】オリンピック、個人戦アイスダンスフリー後半。

■村元、リード組は１５位＝フィギュア〔五輪・フィギュア〕
(時事通信社 - 02月20日 14:05)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4994687
さあ後半。ここからは入賞争い、そしてメダル争い。

・Piper GILLES / Paul POIRIER CAN
【衣装】イエロー / 黒スーツ
【曲】ジェームズ・ボンド メドレー
【構成】CoSp4, CuLi4, CiSt3, STw4, SlLi4, DiSt3, RoLi4, ChSp1(+1.40), ChLi1(+1.60)
【感想】音楽表現が素晴らしい。最初から最後まで演技が引き締まっている
【得点】技術点55.14、演技構成点52.17、減点0.00、フリー得点107.31、SDとの合計176.91

・Penny COOMES / Nicholas BUCKLAND GBR
【衣装】ロイヤルブルー / 黒
【曲】バタフライ＆ハリケーン
【構成】ChSp1(+1.70), CuLi4, CiSt3, RoLi4, STw4, CoSp4, SlLi4, DiSt3, ChLi1(+0.70)
【感想】アクロバティックなポジションと音楽が、高いレベルで調和
【得点】技術点51.66、演技構成点50.30、減点0.00、フリー得点101.96、SDとの合計170.32

・Kaitlyn WEAVER / Andrew POJE CAN
【衣装】スカーレット / グレーシャツ・黒パンツ
【曲】マラード
【構成】CiSt3, CoSp4, ChSp1(+1.40), CuLi4, DiSt4, STw2, RoLi4, SlLi4, ChLi1(+1.70)
【感想】最初から最後まで情感こもる音楽表現が素晴らしい。力強さと細やかさの共存
【得点】技術点53.48、演技構成点54.17、減点0.00、フリー得点107.65、SDとの合計181.98

・ Madison CHOCK / Evan BATES USA
【衣装】青 / 青シャツ・黒パンツ
【曲】Imagine
【構成】StaLi4, CuLi4, STw4, CiSt3, CoSp(2falls), RoLi4, DiSt3, ChLi1(+1.70), ChSp1(+1.70)
【感想】CoSp入りでまさかの転倒！全体は素晴らしかっただけに非常に残念
【得点】技術点49.04、演技構成点53.09、減点2.00、フリー得点100.13、SDとの合計175.58

・Ekaterina BOBROVA / Dmitri SOLOVIEV RUS
【衣装】ローズピンク・白グラデーション / 白シャツ・グレーベスト・黒パンツ
【曲】Oblivion ほか
【構成】STw4, CuLi4, SlLi4, CiSt3, Sp4, ChSp1(+1.10), RoLi4, DiSt4, ChLi1(+1.20)
【感想】今回もストーリー性がよく醸し出されている。多分前カップルのアクシデントは見てなかったんだろう
【得点】技術点56.25、演技構成点55.20、減点0.00、フリー得点111.45、SDとの合計186.92

・ Anna CAPPELLINI / Luca LANOTTE ITA
【衣装】白 / 白シャツ・黒パンツ
【曲】ライフ・イズ・ビューティフル
【構成】StaLi4, STw4, SlLi4>, SeSt4, CoSp4, DiSt3, ChSp1(+1.30), CuLi4, ChLi1(+1.60)
【感想】こちらも情感たっぷりに演じきった。間違いなく名作プログラムの1つ。泣くしかない（T_T）
【得点】技術点55.27、演技構成点54.07、減点1.00、フリー得点108.34、SDとの合計184.91

・Maia SHIBUTANI / Alex SHIBUTANI USA
【衣装】 赤 / 赤・黒
【曲】Paradise
【構成】CoSp4, CiSt4, SlLi4, StaLi4, STw4, RoLi3, DiSt4, ChSp1(+1.40), ChLi1(+1.60)
【感想】最初から最後まで全てが素晴らしい。またもSTw4セット（笑）。念願のメダルは確実に見えた！
【得点】技術点59.37、演技構成点55.49、減点0.00、フリー得点114.86、SDとの合計192.59

・Gabriella PAPADAKIS / Guillaume CIZERON FRA
【衣装】紺 / ピンクシャツ・紺パンツ
【曲】月光
【構成】STw4, CuLi4, CiSt4, StaLi4, CoSp4, MiSt4, ChSp1(+2.00), SlLi4, ChLi1(+2.10)
【感想】さすがはパパシゼ。少しでも目を離すのがもったいないくらいの素晴らしい演技
【得点】技術点63.98、演技構成点59.37、減点0.00、フリー得点123.35、SDとの合計205.28

・ Madison HUBBELL / Zachary DONOHUE USA
【衣装】黒 / 白シャツ・黒スーツ
【曲】Across the Sky ほか
【構成】STw3, SeSt4, CoSp4, DiSt3, CuLi4, StaLi4, SlLi4, RoLi3, ChTw(fall), ChSp1(+1.70)
【感想】終盤のChTwのミスがどう出るか？メダル争いの意味では非常に痛い
【得点】技術点54.94、演技構成点56.00、減点1.00、フリー得点109.94、SDとの合計187.69

・ Tessa VIRTUE / Scott MOIR CAN
【衣装】スカーレット / チャコールグレー
【曲】Moulin Rouge
【構成】StaLi4, STw4, ChSp1(+2.10), CiSt4, RoLi4, Sp4, DiSt4, CuLi4, ChLi1(+1.80)
【感想】全てが絶品。特にSTwでの音ハメのタイミングのすごさ！ジャッジの皆さんは採点に悩むのでは？
【得点】技術点63.35、演技構成点59.05、減点0.00、フリー得点122.40、SDとの合計206.07

と言うわけで、軍配はテッスコ。フリーはパパシゼより下でしたが、1.74とは言えSDでリードを作っておいたのが結果的によかった。思えば彼らはヴァンクーヴァーの金メダリスト。で、ソチは銀メダルですから、そんな長い時を経てよく奪還できたなと。実はソチのあと2シーズン休養してます。それがよかったのかも。
パパシゼは今回は銀メダルでしたが、フリーはこっちが上だった。思えば彼らはフリーのほうが得意。そう考えるとSDでの衣装トラブルが最後まで響いたとも言えてしまう。あるいは滑走順が逆だったら？しかし全ては結果論。
熾烈な銅メダル争いはシブタニ兄妹が制しました。今回も最初から最後まで安心して見ていられた。兄妹だからこその安定感。来シーズン以降もさらに円熟味を増すことでしょう。
さて返す返すも残念なのはWマディソンたち。チョクベイは上記の通りCoSpの入りで転倒、ハベドノはまたしても堂上（激爆）がやらかして転倒扱い。アイスダンスで転倒なんてよほどのことです。そのよほどのことが2回も起きる。これがオリンピックの怖さか。
そんなわけで入賞争いからは最終的にチョクベイが脱落、代わりにSD9位からパイポーが上がってきました。本当に入賞を争ったカップルはレベルが高い。「アイスダンスは今が楽しい！」と言っておきます。
かなクリにも触れておきましょう。今回も素晴らしい演技でした。スコアもほぼ自己ベストに近い。力は出し切れたと言えるのではと思います。彼らの全盛期のうちに、後に続く日本のカップルを育てないといけません。

最後に放送について。実況はフジの中村アナウンサー。先輩の某スケオタアナから薫陶を受けているだけあって（激爆）、今回も聞きやすい実況でした。この人に限らずフィギュアスケート実況担当のフジのアナウンサーは、悪い意味でのフジらしさがほとんどない。
解説は河合彩さん。長野の代表で後に日テレのアナウンサーになり、現在はインストラクター。選手とアナウンサーという両方の経験がよく活かされたわかりやすい解説でした。
と言うわけで放送席はよかったんですが、放送開始があまりに遅かった。何とチョクベイから。かなクリは録画でやりましたが、実はその時間はケイティ＆アンディの演技の真っ最中。と言うわけで7位・8位のカップルの演技が生放送できなかったことに。はっきり言ってksたわけの一言しかありません。せめて後半の最初から生中継しないでどうする！

さあ残るは女子。決戦は金曜日です。