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2018年01月20日23:27

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レベル９９の勉強会で出会った芸術おじさんの話

レベル９９の勉強会については言えないのだが、出会った人とお茶してきた。
その人の話がめちゃくちゃ面白い。その人の分野は芸術。

その話を補足し、超わかりやすく解説しよう。

芸術とは何か？
それは時代を表現するものである。
しかし、現代の芸術はガラクタ、すなわち素人には全く理解できないものに成り果てた。

それは何故か？芸術というものは時代を表現するもの。
よって常に時代的な流れ、文脈上に存在するものである。
ゲームで言えば、ドラクエシリーズみたいなものだ。

たとえば、ドラクエⅢとⅣの間にはストーリー的にはつながりがない(「実はある」みたいな後付け設定に基づくツッコミ禁止)。
しかし、基本的なシステム（コマンド、呪文、武器防具）など引き継がれているものは多数ある。

二つは全く別のストーリーだが、基本的に同じシステム。
システムを少しいじっているだけで、同じ延長線上に存在する。
どんなにストーリーが違っても基本的には同じなのだ。

現代日本の芸術家のやっていることはまさにこれ。

ドラクエだけ作ってる状態。
システムをちょっといじったり、ストーリーや見せ方を変えているけれど、ドラクエ。
最後は魔王を倒す。

もちろんファンはそれで満足。芸術家も天才とか言われて満足。スポンサーも商売として成り立っているから満足

「だからダメなんだ」と芸術おじさんは言うのだ。

ドラクエが国内では大人気のゲームなのは間違いない。
でも世界的に見たらどうだろうか？
はっきり言って売れてないし、古臭いし、日本で内輪受けしているだけ。
世界観も、西洋への憧れだけでできていて、文化的な上っ面をなぞっているだけ。

世界中の人達が真似したくなるようなものでは決してない。

文脈の延長線にあるものは結局、内輪受けでしかなく、真なる芸術ではない。
単なるモノマネ。全く新しい文脈のもととなるものを作らなければならない。
芸術おじさんはそれをやりたいのである。

ゲームで言えばRPGではなく、格闘ゲームのストⅡをつくりたいわけだ。

それではそんなものを作ろうとすると、何が起きるか？

まず内輪受けしかしない芸術界の連中からそっぽを向かれる。
スポンサーがつかない。
よって芸術家は食えない。

だからみんなドラクエしか作らない。
かくして芸術はどんどん閉じた世界へとなっていっているのだ。
これを打ち破るべく奔走しているのが芸術おじさんである。

おわり