98 note アンソロジー♪ ☆

昨日も素敵な冬晴れだった
そんな中で、
たまにアプリ開発を手伝っている
仲間たちの納会に顔を出してきた

今年１年の実績報告と、
来年の抱負が語られた後で
懇親の宴が設けられ

その中である部長さんが

「98 note が世に出た時には
SF映画を観ているようだった」

と、懐かしそうに語ってくれた
初代の 98 note は、
画面表示が 640×400 dotの粗さで
しかも8階調のモノクロ画面・・・

スマホの足元にも及ばない性能だった
それでも、
「携帯出来るcomputer」として
僕らにたくさんの夢を与えてくれた

初代モデルは 1989年11月の発売
僅か 28年前の出来事だ

当時の技術者たちに、
片手で軽々持てるスマホのspeckなんて
想像だに出来なかっただろう

何しろ通信手段と言えば、
カプラーというデカイ機器を持ち歩いて
固定電話や公衆電話を通して
文字のみを送り受けするのが
精一杯の時代だった

そうやって、
通信手段も充実して
写真や動画のやり取りまで出来て
便利さが増した分だけ
人々の心が豊かになっただろうか？

ふと、そんな想いに駈られた

面倒な手間と高額な費用をかけなければ
コミュニケーションを取れなかった頃は
見知らぬ人たちと、
言葉を交わせるだけで
メチャメチャ嬉しかった記憶が蘇った

だから、嘘をついたり
他人を騙す道具になるなんて
考えも及ばなかった
「ネットで繋がること」が
この上ない喜びだったからだ

若い頃に傾倒していた
パーソナル無線もそのひとつだった
青学の文化祭を楽しんだ後、
帰ろうと愛車のエンジンをかけたら
パンという音がして、
ラジエーターが破裂してしまった

パーソナル無線の仲間たちに
窮状を話したら、
埼玉の八潮くんだりから
牽引ロープ持参で何人も駆けつけてくれた
大切な日曜日の休日を返上して・・・

その頃はロードサービスも
今ほど普及していなかったから
途方に暮れてしまっていた

別に、懐古主義万歳なんて
言うつもりはないけれど
その時は物凄く嬉しかった

そんな事を考えると、
今は他人に対する信頼度が
少からず低くなっている気がする

救援に駆けつけてくれた
仲間たちにしても、
さして懇意にしていたワケでなく
無線でたまに挨拶をしたり、
渋滞情報をやりとりする程度の仲だった

まぁ、多少の地域連帯感は
あったかも知れない

ただネ

何となく・・・だけど
時代の流れと共に人間の気質も
変わってきたかも知れないと思った

だけど、
そういった素敵な思い出の数々が
創造力のプラス α になったのは事実だ

そして何度裏切られても、
信じたい 信じようとする
大切な原動力にもなっている

みんな、
考え方や受けとり方は
人それぞれなのだろうけどネ

だから、ネットで知り合った人たちとも
そんな絆を結べるのでは？と
夢みるだけで僕は大満足なのだ☆
ある意味・・・時代の反逆児かも？(笑)

今夜は待望のスターウォーズを観に行く
それまでは、ノンビリ部屋で
好きなナンバーを弾いたり
ケーキを焼いて楽しもうと思う

皆様も、
素敵な水曜日をお過ごしください♪