■“ただの崖”に見学者が殺到 世界遺産より貴重な「チバニアン」
(AERA dot. - 11月30日 16:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=4882604
地質の時代に初めて日本の名前がつきそうだ、何それ、と関心を持ってもらえた。それが地層に関わる科学の面白さを知ってもらうことにつながればありがたい」(岡田教授)
46億年前の誕生から、地球の歴史は115の地質時代に区分されている。さまざまな生物の登場など特徴的な現象が区分けの根拠だ。その境界を研究するうえで、地球上で最も優れた地層を国際学会が認定しており、それが世界で六十数カ所ある。
「約77万年前の境界を観察するには、ここ」という日本の申請が世界の専門家に最終的に認められれば、地球科学の「聖地」に仲間入りし、約77万〜12万6千年前の地質時代は「チバニアン」(千葉時代)と呼ばれることになる。旧人のネアンデルタール人やマンモスが生きていた頃だ。
約77万年前の境界は、地球で最後の地磁気逆転現象が起きた時期として定義されている。逆転の仕組みは解明されていないが、その痕跡を地層の中にきれいに保存していることが、チバニアンが世界で認められる大きな要因となった。
そもそも地磁気逆転という現象も、見つけたのは日本の研究者だ。京都大学の松山基範教授が、1920年代に兵庫県の玄武洞で磁場が逆転している岩石を見つけたことをきっかけに、地磁気が過去には今と反対を向いている時期があったことを報告した。N極が南を向く時代だ。先山徹・兵庫県立大学准教授は
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