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2017年10月31日12:15

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すげえ高校があるんだね・・立派

24時間で、100キロ。でも、マラソン2本強。

■タフすぎる学校行事「強行遠足」 制限時間24時間で100キロ超を踏破
(AERA dot. - 10月31日 11:32)
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タフすぎる学校行事「強行遠足」 制限時間24時間で100キロ超を踏破 30
2017年10月31日 11:32 AERA dot.
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写真甲府第一高校/午後2時、元気いっぱいに出発。その数時間後から、ただ足を前に出すことがどれだけつらいかを思い知る。最後尾がゴールするのは24時間後。極限状態での自分との葛藤は、どんなに卒業年次が離れていようと、同窓会で盛り上がる鉄板ネタだ。女子は男子のコースの30キロ地点から約40キロを歩く(撮影/写真部・今村拓馬)
甲府第一高校/午後2時、元気いっぱいに出発。その数時間後から、ただ足を前に出すことがどれだけつらいかを思い知る。最後尾がゴールするのは24時間後。極限状態での自分との葛藤は、どんなに卒業年次が離れていようと、同窓会で盛り上がる鉄板ネタだ。女子は男子のコースの30キロ地点から約40キロを歩く(撮影/写真部・今村拓馬)
 ボクシングで世界を獲った村田諒太は試合後に言った。「高校の恩師が言っていた……」。そう。苛烈な人生を支えるのは数字ではない。教え、そして出会いだ。多感な中高時代、どう学校を選ぶか、手がかりを探してきた。

【写真】OBの堀内健太郎さん

 甲府市内にある校舎を昼間に出発、夜を徹して長野県小諸市のゴールを目指す。その距離、100キロ超(男子)。標高差1千メートル以上。それが山梨県立甲府第一高等学校(甲府一高)の「強行遠足」だ。

 始まりは大正13年。91回を数える今年は秋晴れの10月7、8日に開かれた。「遠足」とはいうが、のんびり歩くと24時間の制限時間内にゴールできない。走っては歩きの繰り返し。先頭グループはほぼマラソンだ。

 途中、足の皮はむけ、汗で濡れたシャツが体温を奪う。鉛のように重くなっていく足。一緒だった友だちの姿はもう見えない。30キロを超えると真っ暗な山道だ。霧で数メートル先も見えない中、額のヘッドライトだけを頼りに前進しながら「何のためにこんなことをしているのか」と自問自答する。完走率は6割弱だ。

 この強行遠足を体験したくて甲府一高に進んだ3年生の岩瀬大周(たいしゅう)さんも、昨年は足の裏が疲労骨折状態となり、50キロ地点で涙のリタイアとなった。

 陸上部の長距離選手の意地をかけ、高校生活最後はトップでゴールしたい。その一心で、今年は1カ月前から父親とともに毎週30キロ走を繰り返した。

 生徒は経験を重ねるたび、何がダメだったかを反省し、次の戦略を練る。岩瀬さんは、前半のハイペースがたたった昨年の失敗を踏まえ、本番はペースを抑え気味に走った。しかし、山道のつらさは予想以上。

「痛くない。大丈夫、大丈夫」

 暗闇の中、声を出して自分に言い聞かせた。

 同校のOBでボストンコンサルティンググループに勤務する堀内健太郎さん(31)は、そうした経験が今の仕事にも生きていると話す。例えば組織改革のプロジェクトは長期戦。戦略を立て実行、修正の繰り返し。何度も壁が立ちはだかる。

「強行遠足も五里霧中にとにかく一歩を踏み出す。でもそれを続けることがゴールにつながると体感できた。それが踏ん張る時の原動力になっています」

 実は堀内さんの現役時代、女子生徒が遠足中に暴走車にはねられ死亡するという悲惨な事故が発生。一時は廃止案まで出て、距離も半減された。だがOBを中心に100キロ復活運動が起き、OB・保護者総出で安全確保体制を整備。4年前、伝統は復活した。堀井昭校長は言う。

「学校がリスクを恐れがちな今の時代、強行遠足ができるのはOBの思いと歴史があるから」

 スタートから14時間余り経った8日午前4時半。岩瀬さんは2年生の後輩と手をつなぎ、トップでゴールした。(編集部・石臥薫子)

※AERA 2017年11月6日号より抜粋
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