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2017年10月04日18:39

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何故、民進党は滅びたのか?(駄犬メモ)

立憲民主党、50人超擁立へ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4796664


民進党が政権を得て、そしてそれを失い、最後は解党するに至った過程を振り返ると、ある一つの問題が浮かび上がってくるように思う。

それは手続きの軽視である。

かの事業仕分けは内閣府設置法の改正が本来、必要であったが、それをせず、結果、根拠条文がないままに行われた。普天間基地移設はそもそも口だけで何ら対応手続きを取ることもできなかった。福島第一原発事故対応においては議事録の作成という基本的な手順を怠った。蓮舫前代表に至っては、自分の国籍という私事についてさえ、きちんとした手続きを行っていなかった。

そして民進党新代表にして最後の代表である前原誠司・前衆院議員は党員のコンセンサスを一切得ないままに、解党と希望の党への合流を発表した。
そのような手法は、党代表選において、そのことを発表した上で、代表になるという手続きを踏むのでなければ許されるべきことではない。単なる選挙協力とは別次元の話だ。

これは党員及び党所属の議員全員に対する裏切りである。

彼ら民進党は手続きを踏まぬまま、政権を恣に蹂躙し、私事においてさえ党の代表が当然なすべき手続きを怠り、そして最後の代表は党内での手続きを踏まずに滅んだのだ。

手続きの軽視、それは立憲政治の危機である。

いかなる法令も全ては手続きがあって、その機能を果たすことができる。この手続きを無視すれば、国民の人権などはたやすく侵害されてしまう。警察が容疑者を逮捕できるのも、国民を守る自衛隊の活動も、消防署も、市役所も県庁も都庁も、そして国のすべての活動も全ては手続きがあってこそなのだ、

立法司法行政という権力を制限し、そして適正に行使させるために不可欠なものが手続きである。それを軽視する者達に権力を握らせることなどあってはならない。

前原新代表は手続きを踏まずに、自分たちの仲間であった議員達とそして自分たちを応援し続けた党員さえ裏切った。そんな裏切り者に唯々諾々と従う議員達がどうして今度は国民を裏切らないと言い切れようか。いや、これからも手続きを軽視し続けるだろう。彼らを迎え入れた希望の党とてそれは同じである。ゆえに希望の党はまさしく立憲政治の敵なのである。

だから枝野幸男・前衆院議員の立ち上げた『立憲民主党』というネーミングは正しい。彼らの政策方針の是非はさておくにせよ、前原誠司・前衆院議員の行動を、解党の手続きの欠落を、完全に否定するという一点において、実に立憲的な姿勢であるように思う。

おわり犬


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