いや、普通は下絵の段階で気付けよなぁ…
わりとスムーズに線画にして、色もシンプルな配色に。
これはサクッといけそうだぞ!と思ってたんですが、ど〜にも違和感を感じていた。
「左肩の部分、なんか変なんだよなぁ…出っ張りすぎてる気が…」
そこでモデルの写真と比較しますと、ビビッときましたね。
上着の襟がおかしいんですよ。腕上げてなきゃあの位置でもいいんですが、腕が上がっているのでそれに沿って位置がずれていないといけないんです。
このまんまだと筋肉がおかしいことになっちゃうわね。いやはや、この段階で気付いてよかった。
元は水着だから襟なんか付いてないんですヨ。ん〜まだまだ人体の事がわかってないわぁ。
ま、プラスに考えますと、違和感を感じただけでも成長したかなと。
昔ならそのままいっちゃってるし、そもそも描きにくいポーズを選ばんですヨ。衣装で隠しちゃってたはず。無理やりね。
デザイン重視よりバランス重視の頭にちゃんとなってきてるって事ですから。
その辺を突っ込まれた頃は悩みましたからねぇ。デッサンちゃんとやっとけばよかった!と後悔もした。どう考えてもおかしいバランスなのに連載している漫画に嫉妬の念を送った事もある。
そんな自分が「あ〜やっぱデッサン人形欲しいわ…」と思うようになりましたからね。今更過ぎるけど。筋肉の流れを考えるのがちょっと楽しくなってきたんですよね。
なもんで、昔は鎧やら衣装やらゴテゴテしたものを好んでたんだけど、今は肌むき出しの方が描いてて楽しいです。脹脛とか、二の腕とか。もっと腰周りを勉強したい所ですな。骨格含めて。
30半ばでやっとこそれかぁ…大器晩成にも程があるなぁ…
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