反社会より半社会へ

■ナンギン、暴力団排除強化へ　「女性１人で歩ける街に」
(朝日新聞デジタル - 08月18日 17:06)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4722998

てーか、ヤクザは、夜間一人で歩いてる女性をレイプしたりしないけどな。もし、指定団体の組員で、こんなコト遣って強姦罪でパクられたら、どこの組でも、「即絶縁」だから。

「南銀座付近で商売していた知り合いが、みかじめ料を請求されたと言っていた」・・・これ、「知り合いで、生活保護でパチンコしてるやつが居るらしい」と、ドコが違うんだろ。

先入観で、「誰かの権利を大幅に制限して、果たして良いのか？」と、切に思うぜ。で、都道府県の暴力団排除条例は、「絶対に、日本国憲法の生存権や結社の自由の上位に来るもんじゃねえ」よな。

はっきり自論を抜かさせて貰う。「サツは、ヤクザのシノギを奪って、自分達の利権にして来た歴史を持つ」。そして、「自分達の税金の使途理由として、ヤクザを壊滅させる気も最初から無い」と。

現在、暴力団の意を汲んだ総会屋は皆無の筈、てか、総会屋自体が絶滅してる。でも、サツは、「総会屋対策として、警察OBを、企業への天下り先として、今も大量に送り込んでる」のでな。

パチンコの景品買いも現在は無い。でもパチンコ業界は、様々な検査や認定とかの目的に、大勢のサツのOBを様々な協会の役員として、無駄カネ遣ってでも雇ってるよ。

で、この記事だ。憶測から、排除条例を強化した後、次に来るのは何だと思う？

・・・答えは、「サツの防犯協会」な。あ、ひょっとして、ヤクザの守り代より、会費の方が高いかもね。勿論、就任するのは、これまたサツのOBと。

最近じゃあ、「生活保護を不正受給する元ヤクザが居るから」って理由で、地方自治体の社会福祉事務所に天下るサツのOBも増えたよ。

勿論、こんなのが、まともな対応出来る筈もねーので、申請者を「虫けら呼ばわり」して、人権団体から猛反発食らったりしてるよーだが。

・・・個人的には、「ヤクザは早晩、消滅する」と、俺は踏んでる。

こいつは三つに分裂した山口組が象徴的だよ。

連中の論理は、「友誼団体の縄張りは、盃外交から侵食しない」なので。

でも、分派すれば、「そいつ等は敵で、そのシノギは、力で奪って構わねえ」と為る。

嘗ての山一抗争も、その心理から生じたかも知れんし、田岡三代目没後の山口組は、分裂や功労者や高齢直参への、「大量破門や除籍の繰り返しで今に到ってる」のでなあ。

但し、これはあくまで「身内での奪い合い」さ。

末端は過剰な会費負担に耐えられず、どんどん数を減らしてる。新たな組員はもう来ない。昨今、「ヤクザ遣るメリットは、一切ねえ」ので。

指定団体の組員と認定されたら、そいつは自治体の排除条例から、銀行口座も造れねーし、ディーラーで新車買ったりゴルフ場も行けない。ゼネコンの下請の土方すら出来ず、本人名義でアパートも借りられず、おまけに困窮しても生活保護制度すら利用出来ない。

・・・ただなあ、こんなコト続けてたら、果たして「我等の治安は、本当に良く為るのか？」なんだよなあ。

恐らく、「犯罪組織の多くは、少人数化して、マフィア化するだけ」かも知れない。

犯罪検挙率は大幅に下落するだろーな。江戸時代からこの方、「悪いやつは、もっと悪いやつを知ってる」で、所謂「親分」に、十手獲り縄を許す、この国の伝統を全否定すんだからよ。

俺は、「昔みてーに、組事務所の看板立てさせ、出入りしてる組員の名簿が、市民社会に可視化され監視対象にされる方が、ずっと健全」にも思うのだがな。