おはようございます。木下藤吉郎です。
今から25年前の1992年(平成4年)の今日、千葉マリンスタジアム(現 ZOZOマリンスタジアム)で開催されたオールスターゲームで、全セ代表の古田敦也(ふるた あつや)選手が球宴史上初のサイクルヒットを達成しました。
■サイクルヒット | 東京ヤクルトスワローズ
https://www.yakult-swallows.co.jp/pages/company/archive/cycleまた、今から45年前の1972年(昭和47年)の今日は、俳優、ミュージシャンの藤木直人(ふじき なおひと)さんの生まれた日です。
■藤木直人 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E6%9C%A8%E7%9B%B4%E4%BA%BA7月19日 水曜日
今週は海に関する雑学を書き綴っておりますが、今回はちょっと変わった海の話をしたいと思います。
誰だって、海と言えば広くて大きなものを想像することでしょう。海を挟んで隣の島へ移動する際は、大きな橋が架かっている所へ行くか、船/舟を使うか、あるいは海底トンネルを通るかのいずれかに限られる事でしょう。
ところが、香川県の小豆島と前島を隔てる土渕海峡(どふちかいきょう)は、そんな「海は広い」なる先入観を一気に払拭してしまいかねません。
地図で小豆島を見てみますと、そこには走っている牛のシルエットっぽい一つの島しかないように見えますが、その牛の鼻に当たる所は、よく注意して見ますと北西から南東にかけて海がつながっており、実は小豆島は2つの島で成り立っている事がわかります。西側の小さい島を前島と言い、この前島と小豆島本島の2つの島を隔てているのが、世界一幅の狭い海、土渕海峡なのです。
土渕海峡は、幅が最も広い所で400mほどであり、最も狭い所ではたったの9.93mしか幅がありません。小学校の水泳の授業では概ね4年生の目標が12〜15m程度ですから、小学校高学年で中の下程度以上の泳ぎができる子ならば、楽勝で泳ぎ切ってしまえるということになります。
そのためか、この土渕海峡で隔てられた小豆島本島と前島は、古くから橋が架けられて実質上陸続きであり、前島も含めて小豆島と呼ぶのは至極当たり前で、土渕海峡には特に正式な名前もつけられていませんでした。
しかし時は移り、1990年代になりますと、交通や情報技術の発達で、小豆島の隠れた名所がどんどん明らかになっていき、その中で土渕海峡の最も幅の狭い部分9.93mというのが、外国にも見られない世界一の狭い海峡である事も発覚したのでしょう、1997年(平成9年)、この海峡に周辺地域の土庄(とのしょう)と渕崎(ふちざき)の頭文字を取って土渕海峡と正式に名前がつけられ、ギネスブック(ギネス・ワールド・レコーズ)に登録されました。
現在、この海峡に面した道路沿いにある土庄町役場では、土渕海峡を渡ると100円で横断証明書を発行してもらえるそうです。人によってはどうでもいいものかもしれませんが、いろいろな世界一を見て回る事や、観光記念土産のコレクションなどが趣味の方は、是非一度小豆島の土渕海峡を訪れてみてはいかがでしょうか?(^-^)
■土渕海峡 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E6%B8%95%E6%B5%B7%E5%B3%A1■土渕海峡|観光スポット | 観光情報 | 小豆島土庄町役場ホームページ
http://www.town.tonosho.kagawa.jp/kanko/tnks/info130.html
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