mixiユーザー(id:5421422)

2017年05月24日07:10

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ギリシャの社会保障制度

先週とある弁護士と会食した際に聞いた話。

Y氏は現在34歳独身。アテネ大の法科を卒業後パリの大学で修士号を取得。弁護士試験に合格し7年前から大手法律事務所のアソシエートとして活躍。と書くと、バリバリのエリートを想像されるだろう。

勤務時間は午後10時までの12時間に及び、土日出勤もザラという過酷な労働条件で、月収は日本円にして17万円ほど。同年代の平均月収が13〜14万円なので、この額は悪くない。

問題なのは、税金と社会保障費を合わせて7割をもっていかれること。公務員や民間企業の会社員の社会保障費は4割程度なので、手取り額では彼女の方が下回ることに。福祉大国と言われたスウェーデンだって5割ちょいだから、7割となると、これはもう“タコ部屋”と呼ぶしかない。

「余暇も貯蓄も無いので、結婚も出産もそろそろ諦め始めている」とは彼女の弁。
モデルを思わせる長身のスラリとした美人なんだけどね、もったいねー。

ちなみに、ギリシャでは弁護士のほか医師、会計士、建築士など、専門職の個人事業主は収入の7割を税金と社会保障費にもっていかれる。そら、脱税もしますわな。
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