mixiユーザー(id:22516)

2017年02月21日03:51

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ビルドアップ!(大幅追記あり)

と言っても、鋼鉄ジーグの話じゃない。以下、備忘のためダラダラと書く。長くなる。

自宅のNAS、大枚叩いて構築したはいいが、仕事の関係で長期不在となるためこの数年間は電源を落としていた。
本格的にサーバーOSが稼働するマシンではないが、単なるネットワーク端子付きの箱入りHDDという程小型でもなく、ディスクの搭載台数もそこそこあって結構重たい(重量)。
そういうわけで転勤の際には引越荷物には入れず、電源を落として自宅安置としていた。

先日久し振りに火を入れた。稼働していなかったのだから故障になるわけもなく、当たり前と言えば当たり前たが、特に問題もなく稼働を始めた。と見えた。

出稼ぎの間ポータブルHDDで運用していた数年分のデータを整理すべく、NASの管理コンソールを立ち上げたところ、ディスク異常が報告された。
まあトレイのランプが点いていないため物理的・論理的障害はないようだし、RAIDも組んであるのでデータ破損はないようだった。
調べると、S.M.A.R.T.情報でアラートが上がっており、1台のドライブで特定のエラーとリトライが頻繁しているようだ。

どうしようか。
RAID構築時に同一機種のスペアドライブは用意しているためリペアは容易だが、このまま回復すべきか。
NAS本体の電源を落としていたこともあり、残りのドライブのハード的な劣化は程度が低いと思うし、実際各ドライブのS.M.A.R.T.情報を見ても特出した項目もない。ただ同時期購入のものだし、かなり前のものだから次に故障したときに同一ドライブは入手できそうにない。
ちょっと悩んだが、ここで別の事情が発生する。

ラックのキーがどこかにいってしまったのだ。どうしようか。
メーカー(販売代理店)のサポートに電話をすると、保守部品として販売しているトレイに、キーが付属しているという。
いずれにせよキーは必要だし、予め予備トレイにディスクを取り付けておけば、故障の際にも楽だ。
トレイ購入はムダでも無かろうと購入することにした。

代理店のオンラインショップでも購入できるが、送料がかかると言うこと。
かつて本体を購入した店に行き話をすると、細かなことを手間をかけて確認してくれ、また他支店に在庫がありメーカーに発注するよりも早く入手できそうとのことだった。
本体を購入した際にもいろいろ話をして何となく信頼があったことや(メモリーの増設が可能なモデルなのだか汎用品のこれが使えるよなどのアドバイスが嬉しかった)、わずかではあるがポイントがつくこと。
この数年の間に主流は他メーカー製品になっていたが、店頭の棚に同じメーカーの後継製品が並んでいる状況もありがたかった。
それらの理由で、この店でトレイを取り寄せてもらい、届いた際にスペアを含め全ドライブを新調することを決めた。トレイの価格はポイントでまかなえる。

ドライブをどうするか少し考えた。
現在使っているのはSeagateの2TB、当時としては頑張って購入したが、通常用途のものなので、今回は24時運用を謳うモデルを選択することにした。ただし、SAS、耐熱、高回転数、大容量キャッシュというような、業務用の本格的なものじゃない。ごく普通のATAのものだが、少し用途向けに考慮されているもの。ついでに容量も少し増やそう。

まず、手元に昨年購入して箱から出していない未使用のDESKSTAR NAS 3TB(7200rpm/64MB)が2台あったので、同モデルを4台買い足すことも考えた。
しかし購入当初の目的は達しておらず、使用の予定はまだ残っている。価格動向を伺うと横這い、少なくとも下落傾向にはないという。後になって買い直すのもイヤなので、この2台はこのまま留保することにした。

次の候補はWester Digital RED 3TB(5400rpm/64MB)、価格はこなれているようで比較的安く思える。

更にバイト単価や売れ筋ということを考慮して4TBモデルも候補にしようということで、DESKSTAR NAS 4TB(7200rpm/64MB)を検討する。2台セットというモデルもあり3セット購入は良さそうだ。しかし店頭ではセット品の台数が揃わなかった。単品で買い足すか、少し考える。

結局のところ、Wester Digital RED 3TB(5400rpm/64MB)にした。
パリティ計算して書き込みが分散される事を考えると、回転数の早いモデルの方が良いかと思ったが、個人ユースだし、容量的には十分だし(後述)、予算的に6台分で5万円の差は大きい。
またDESKSTAR/Western Digitalともに128MBモデルが投入されており、今後故障等で買い直しが発生するケースを考えると、この数年は同一モデルが店頭購入できて欲しいし、それが難しいなら安いのでいいや、と急激に訳のわからない熱気が冷めたこともある。

宝くじにでもあたったら、4TBの128MBモデルにしようか。
だけどNAS自身のバックアップを考えると、10TB以上は大変だ。となると、
NAS自体をより堅牢製の高いモデルに買い替えるか、リスク分散のために買い増すか、まあどうでもいいことである。

購入したディスクを持ち帰り帰宅。筐体からトレイを取外し、ドライバー片手に各トレイのドライブを交換し、再びトレイを装着してキーロックして、ビルドを開始する。
全ドライブを交換したのと、容量変更によるボリュームの作り直しが必要なので、RAID再構築ではなくNAS全体の初期化から行うことにした。
当初は容量変更のためにボリューム削除→ディスク交換→再構築の順で作業を進めようとしたが、削除処理を開始した段階で進捗が悪く、とんでもなく時間が掛かりそうな感じだった。このため、強制的に中断して、NAS全体の初期化を行うことにした、というのが実態だ。何かやり方を間違えたか、まずかったのだろうか?
作業開始は22:00すぎ、ほったらかして寝て起きても終わらない。不良セクタチェックやファイルシステム作成、暗号化、同期等の作業を経て、およそ24時間かけてビルドは完了した。

ただしこれで終了ではなく、共有化ディレクトリ作成や、バックアップデータのリストアが残っている。まだ一日近くかかると思う。バックアップ時はPC経由なので大変時間がかかったがどうだろうか。

ただ、NAS本体にUSB端子が付いているので、バックアップHDDをここに直接接続する事で、PCを経由せずにリストアが可能だ。ネットワークを経由しない分、少し効率がよくなるのではないかと思う。

いずれにしても安定運用への復帰には、今しばらくの時間が必要。家庭用なのになんでこんな苦労をしているのか……。

スペック:
QNAP TS-559 Pro II、メモリー増設済み、3TB×5台 RAID 6構成、リペア用1台を含め6台と予備トレイを購入。

散財しました。しかし、ビデオデッキ用のディスクがパンクしそうなんだよな。頭が痛い……。

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