エゴノキ　Styrax japonica（皇居東御苑の花）

５月16日に散策した皇居東御苑で撮った花たち。その１は「エゴノキ」です。この季節、よく見かけていた花なのですが、名前を知りませんでした。東御苑の二の丸雑木林にて撮影。



エゴノキ　Styrax japonica
エゴノキ科エゴノキ属の日本全土に分布する落葉樹。5月から6月にかけて小枝の先に短い総状花序を出し、釣り鐘状の白い花を下向きにつける。秋には卵形の果実が熟す。樹形は野趣に富むことから、雑木の庭の植栽材料としてよく利用される。花や葉に変異のあるものが見られ、ホソバエゴノキ、テリハエゴノキなどの変種があるほか、萼がピンク色のベニガクエゴノキや小花のヒメエゴノキなどは品種として扱われている。古くから親しまれてきた万葉植物の一つで、和名の由来は、果皮が有毒でえぐみがあることによる。別名にロクロギ、チシャノキがある。５月７日の誕生花で、花言葉は「壮大」。