おはようございます。木下藤吉郎です。
今から38年前の1979年(昭和54年)の今日、富山県福光町(現 南砺市の一部)で火災が発生し、町中心部の8割に相当する3万7,300m2が焼け、57戸116棟、242人が被災しました。
■福光町 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%85%89%E7%94%BAまた、今から80年前の1937年(昭和12年)の今日は、シンガーソングライター、俳優の、「若大将」こと、加山雄三(かやま ゆうぞう)さんの生まれた日です。
■加山雄三 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E5%B1%B1%E9%9B%84%E4%B8%894月11日 火曜日
きょうは、前線を伴った低気圧が日本列島を通過する見通しで、関東から西の地域を中心に広く雨が降りやすくなりそうです。しかも日本の東海上にある高気圧が「ブロッキング高気圧」となっているために低気圧の行く手が遮られていて、そのために低気圧の動きが遅く、降りが長時間続くおそれもあるとみられています。さらに低気圧は後ろから寒気が流れ込んでいるために急速に発達していて、雨だけでなく風も強い特徴があり、波浪警報の出ている所もあるそうです。雨降りのためヒノキ花粉の飛散は抑え気味になりそうですが、雨具は大きめのものを持参する事をお勧めしますm(_ _)m
さて、きのうは先週の週末頃から曇りや雨の天気が続きがちという事で「菜種梅雨(なたねづゆ)」の話を書き、菜種梅雨自体はそれほど珍しくもない現象であるものの、今年においてはやはり「異常気象」と言わざるを得ない所もある旨を書いて終わりました。けさは、この春がいつもと何がおかしいのかを少し詳しく書いてまいります。
菜種梅雨にさしかかる時期と重なりがちなのが、桜前線であります。これは雨を降らせる前線ではなく、ソメイヨシノの開花があった所を滑らかな線で結んだもので、春の到来を告げる一種の風物詩であります。
その桜前線が、今年はいつもと違う様子を見せているそうなのです。
九州や四国、近畿などを差し置いていの一番に開花宣言が出たのが、東京だったという点一つにも、人によっては違和感を覚えたのではないかと思います。その後は福岡、そして名古屋、大阪と開花が発表されていき、いまは東北の仙台で開花が始まったと言われています。
ところが、ここまでの流れを考えれば、とっくに咲き終わって、散っていてもおかしくないはずの鹿児島で、まだ桜は満開になっていません(開花宣言は出ている)。開花自体も4月6日と、大阪や名古屋よりもずっと遅いタイミングです。いったい、南九州では何が起こっていたのでしょうか。
けさの日記のタイトルから、もう答えは予測済みの事と存じますが、鹿児島などでの異常な桜開花の遅さは「暖冬」が原因と言われているのです。
実は、ソメイヨシノは冬芽を持つようになってから、気温が10度に届かない日を何日か経験しておかないと、木が春の到来に気づかず、開花が遅れてしまう傾向があるそうなのです。気象予報の関係者はこれを「休眠打破の遅れ」と呼んでいるとか。
実際、この冬から春にかけては、西日本では気温の乱高下が起こり、鹿児島地方では停滞前線がかかりがちで曇りや雨の日が多くなりました。この原因には、ラニーニャ現象のために太平洋高気圧の中心が例年よりも西側にずれた点があるといわれています。
つまり太平洋高気圧の中心が例年よりも日本列島に近い位置にあるため、真冬でもシベリア高気圧の勢力が弱まったタイミングで温かく湿った空気が入り込みやすくなり、その結果、関東から西の地域は気温が乱高下し、四国南部や九州南部では寒気の流れ込みよりも暖気の流れ込みの強さの方が勝ったために異常な暖冬となり、言ってしまえば九州南部は「冬が無かった」ので桜の開花が遅れたようなものなのです。
ちなみに、気温が10度未満になる日が、全くないかきわめて少ない沖縄や奄美などでは、ソメイヨシノはなく、開花条件も本州のものとは全然違っている「カンヒザクラ(ヒカンザクラ/緋寒桜)」を桜開花の目安にしているそうです。
桜にも、いろいろな特徴があるものなのですね。
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