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2017年03月21日23:47

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公人と私人(ぐるぐる思考の駄犬メモ)

■渦中の昭恵氏講演「休みなくがんばっている。ご理解を」
(朝日新聞デジタル - 03月21日 19:12)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4488174

公人とは公務を行う者のことだ。公務を行うものはすべからく公人である。しかし、公務には常勤である公務と、非常勤である公務が存在する。たとえば、省庁や地方自治体のの役人などは常勤であるが、政府の有識者会議に出席する学者や著名人は非常勤である。

大臣等の外遊の際に、政府が通訳やガイドなどを雇う場合があるが、これも非常勤である。そして非常勤の公人は雇用期間が終了すれば、私人に戻る。選挙での投票は権利であると同時に公務である。ゆえに有権者は投票の瞬間、公人となり、投票を終えた瞬間に私人となる。

わかりやすく言うと公務を行っている間だけ、私人は公人になり、公務を終えると公人から私人に戻る。原則としてはこれでいい。しかし、公務と私事の区別が現実には峻別し難いことがある。たとえば有識者会議の出席者が休憩中に煙草を一服しているときは公務であろうか?それとも私事であろうか?

形式的に見れば、時間的拘束を受けている以上、公務であるが、その行為自体は休憩である以上、私事とも言える。あるいは喫煙が会議のための準備と捉えれば、公務である。こういった公務と私事の区分はその人の見方によってなんとでも言える。

さてこれを踏まえた上で『首相夫人は私人』であるという旨の答弁書を政府が閣議決定したことについて考えてみたい。確かに首相夫人が常勤の公職についていない場合、私人と法的に判断すること自体は間違いではない。

しかし、外交的儀礼を行う際に、首相に首相夫人が伴うのは国家としての慣習である。ゆえにその行為は私事でなく、公務と言える。これを行う際に首相夫人が公人となるのは疑いがない所だ。

一方で、首相夫人が外に食事をしに行ったり、買物に行ったりしSPが付く。その行為が完全なる私事であり、公務を行っていなくても、実際には公人の・ご・と・く・扱われる。しかし、形式的には私人である。私事を行っているので実質的にも私人である。

ところが国の安全秩序維持のために、国側としては首相夫人を全くの私人として扱うわけにはいかないのは必然だ。

そして実際には、公務と私事の区別が現実には峻別し難いことまで踏まえるとわけがわからない地位であるとも言える。『首相夫人は私人』という閣議決定は間違いないが、正しいとも言えない部分があるのである。

首相夫人については公人と私人という区別をすること自体馬鹿げているのかもしれない。


まとまらないのでおわり犬








キタキタ親父やや欠け月
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