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2017年02月27日16:42

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練習場より 2017.02.26号

人間の体は昆虫ではないから、頭、胸、腹の3つに分割させるようには出来ていない。だからといって、別けて考えるのは人間の、または言葉を持つ動物の宿命だから、腹、肩、頭というように考えるのは致し方ない。その構造はアニメーションにおけるロボットのデザインを見ていれば自然とわかるというものである。

だから肩を動かすには肩を動かすことを思う。肩といえば、首から肩にかけてのラインだけと思い込んでしまう。人間は自分の体でさえ意識から吹っ飛んでいる部分が多くあるのだろうと思われる。そういうところは意識的には当然使われないのだが、下手をすると無意識化でも使われなくなってゆくようである。

つまり肩を動かすのに、自分が肩だと思う筋肉だけが使用されるようになる。主に回旋筋腱板の事である。これは肩甲骨の上側を主に支える筋肉になるが、これと僧帽筋が主に使われるようである。

しかし、肩を動かすのをそれだけに頼るのは間違いのようである。そららも使うべきというのが正しいようだ。肩を動かすときには、肩甲骨を動かすべきであって、肩甲骨を動かすには、下から上に押し上げるようにすべきだろう。

すると肩と背中の間に、もう一層の区分があると捉えた方が都合が良さそうなのである。この部分を中心に肩を動かす。つまり今までの意識よりも10cmくらい下に中心があると認識する。

すると肩を動かすには、肩甲骨の下側が中心になりそうである。これがスイングにも影響するのは了然と思われる。

左肩が動くようになると次の重心の位置が気になり始める。どの位置にあるのが体の動きに違和感がないか。それを次第に進めてゆくと、最後は仕事をするのはクラブであるという現前たる事実を体感する(認識は誰でもできる)。

スポーツが物理学を超えらない以上、クラブが仕事をすることについて、スイングはそれを支えるだけである。つまり無理をした所で物理的に効果がないのなら意味がないという事になる。クラブがどう動くのがもっともよい仕事をするかと考えるならば、ゴルフとは、部下に仕事をさせるのとあまり変らない。

軍の最高司令官が一歩下がった所から色々と指示を出すように、クラブに対して間接的にしか働きかけられないという事を理解する。クラブの働きさえもボールに対しては間接的なのである。電磁気学的に言えば、ボールが飛ぶまでにどれだけのゲージ粒子が作用しているかという話である。

人間がボールのようなものを扱うときには、それが将来どこに移動しているかという予測は欠かせない。予測なしで臨機応変に反応だけで対応するのは難しい。難しいというよりも限界が先に来る。

難しい定石において、知らないものが簡単に嵌まり込んでしまうのとよく似ている。強いから間違わないのではない。知っているから間違わないのである。ゆえに強いものは多く知っている者という事になる。

それが本当の強さかというとまた微妙であって、互いに知らないときに強い事と、知っているレベルでの強者はまた違うものであろう。強ささえも、小さく分析してゆけば様々なパターンがある。素粒子の振る舞いが、古典的なマクロの視野では記述しきれないのと似ているかも知れない。だが最終的には戦争が総合力のある方が強いのと同様に、古典的解釈では総合力の勝負に帰結するはずである。

この世界は3次元のベクトルと時間に置き換えて語る事ができる。しかし、ベクトルは方向と距離であり、距離は、時間によって置き換え可能であるから、時空は4つの時間で表記可能なはずである。しかし、最後の時間だけは、方向がない。方向はあるが空間の中に時間という方向を表現するのが難しい。例えるならば、空間ごと遷移してゆくというのは、3つのベクトルのすべてに時間が作用しているとも考えられよう。つまり時空とは、方向と距離と時間という3つの構成要素とも考えられそうである。(x、y、z)Tは、(xT,yT,zT)みたいなものか。

だからどうしたと言われるかも知れないがゴルフとはとても遠い関係である。

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