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2017年02月07日04:36

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ちゃんと数えている人がいました

■いじめの加害者は、自分のしたことを覚えているのか 「人の親になって、自分がどれほど残酷なことをしてたのか気づいた」という人も
(キャリコネ - 02月06日 18:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=4419570

 
 ”生まれつき邪悪な子ども”というのは、いるのでしょうか。

 ”いじめ”たことを覚えているとは、自分が誰かを、しいたげ、傷つけ、時には生きる目的すら奪った(つまり、社会的に殺した) という自覚がある事を言うのだと理解してます。

 「お前は、今まで食ったパンの枚数を覚えているのか?」
                   (ディオ・ブランド―/ジョジョの奇妙な冒険)http://u0u1.net/Brrk

 これは、てっきり どこかの哲学者の言葉なのかと思っていたら、とあるマンガの悪役キャラのセリフだということを、あるMIXIユーザーの誰かに教えてもらって初めて知りました。


 このサイトの情報を見る限り、「ガンダム」というアニメでは、自分の手で殺した戦死者の数を、しっかり数えて はっきり覚えている人がいました。

 いるものですね、記憶力の確かな人というのは。

 ”バカのお前には、どーせ答えられまいw”と タカをくくっていたところで、世の中には実に記憶力のいい人が、いるものです。
 めったなことは聞けません。数字というのは、妙な説得力があります。


 おれは、よく子供の頃から 誰に教わった訳でもないのに、虫をいじめたり、小さい子(近所の、幼なじみの 仲良し、てのりぞうや、その弟妹)をいじめる、中くらいの子をいじめて、ストレス解消をする嫌な子でした。

 ひらたく言って、子供の(幼稚なレベルの) 「サディスト」です。


 母が、そんなオレの嗜虐性を認めた時、押し入れに閉じ込めて、尻に”やいと”(灸の事です)を据えるよ、と よく怒りました。

 (もしかしたら 母もまた、サディストだったのかもしれません。
 なぜなら、よよよ やさしい子もいるのに、どうしてお前はこうなんだ、などと泣いて諭すような、
 子供の困らせ方はしなかったからです。)

 自分がなぜ叱られているのか、自分の頭で 理解するまで 決して許してくれませんでした。

 泣きじゃくりながら、いじめた子の家に直接謝りに行って、相手だけでなく、相手の親にも事情を説明して、謝罪を受け入れてもらえるまでは、家に入れてもらえなかったものです。


 話は変わります。

 『人を殺してみたい』、と思ったことはあるでしょうか。

 大きな声では言えませんが、一度や二度は、そのくらい、気持ちが憤ったご経験がある人は、少なくないと思います。

 だが、実際に ひとを殺した人の多くは、”しぬかもしれないけど、そんな事で、死ぬとは思わなかった” ”殺すつもりはなかった、ただ 困る姿を見たかっただけ”とか、何か、自分には明確な殺意があったわけではない、という自己反省ではなく、自己弁解を繰り返すだけで、相手が気の毒だったとは、この段階では決して思いません。

 ”あ、やってしまった”程度にしか。

 「とりかえしの付かない事をしてしまった、本当に申し訳ないと思っている」ところまで 内証が進むのは、人から言われて、え?そうなんだ、と気付いた、ごく一部の人のようです。

 大抵は、「いじめた人たち」というのは、さきの”パンの枚数”の問いかけにもあるように、まるで自発呼吸でもするように、誰かに耐えずストレスをぶつけて、迷惑をかけ続けては、まったく悪気はなかったことなので、「しらんかお」ができます。

 だって、今までだって そうやって生きてきたんだもん、べつに悪い事してないし。

 自分だけじゃない、まわりの大人にも、そういう人がいるし そうすることで、その人自身は、気持ちがなごやかになってるじゃないか。気にする方がどうかしている。

 ”自分がいじめられたくなかったら、自分も誰かをいじめてみれば、気持ちが分かるよ”

と、いうところまで 責任転嫁する人も出てきます。

 ”いじめられた人の、その後”にまで、とても想像が及びません。

大事なのは自分自身と、身の回りのごくわずかな人間関係だけですから。

 そうして、”いじめ”は、無自覚のまま 連鎖していくようです。

 「自分は、いじめ”被害者”だけど、こうやって それを乗り越えた」といったカミングアウトは、よく聞くのですが、自分がいじめをやった(罪の告白)は、あまり聞かれません。

 ぜひとも、「いじめ加害者」である自覚がある方には、”いじめをした”体験談と、どうやっていじめた相手に許しを請うための努力をしたのか、そちらの話のほうを聞きたいものです。

 加害者は、早く忘れたい体験でも、被害者の方からすれば、一生消せない傷を負った記憶は、は決して忘れられるものではないそうですから。

 誰かに、ひどい恨みを買う前に。
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