年明けから日常の合間ぬってシネコンで正月映画消化。『ポッピンQ』観ながら、この作品が本来見るべき人たち（プリキュア「卒業」して思春期迎えた女子中高生）に届かないような宣伝されたことを残念に思ったり、『傷物語�稽箏貶咫抓僂董△△△海僚峇屬飽の鼻耕擇�んはあの阿良々木さんになったのか、とか確認したり、『映画妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン！』観て、平面世界の存在が毛穴世界に紛れ込んだ当惑をリアルに打ち出したシナリオに感激したり（これがあるからこそ技術的な試みも生きる）…
で、『動物戦隊ジュウオウジャーvsニンニンジャー 未来からのメッセージfromスーパー戦隊』、この映画はスーパー戦隊vsシリーズの新機軸を打ち出した感がある…それもニンニンジャーという作品の構造あればこそなのだが。
かつてのｖｓシリーズの基本パターンは、現役戦隊が先輩戦隊との出会いと通じて学び、助けられ、協力して強大な敵を倒し、先輩戦隊から学んだものを未来につなげることを誓うというもの。もちろん例外もあるし、中には現役戦隊のしごき方がギャグの域に達していた先輩戦隊（の指揮官）とか、先輩風吹かすのがまったく似合わなかった過激にアンブレイカブルボディな野生児もいたりしたが
しかし、キョウリュウジャーvsゴーバスターズでは、ゴーバスターズ側のドラマは本編での心残りを消化することがテーマとなり、キョウリュウジャーに未来を託す役目は過去の恐竜（古生物）系戦隊が主に果たすことになる。
トッキュウジャーvsキョウリュウジャーはかろうじて従来のパターンにしたがっているがニンニンジャーｖｓトッキュウジャーでは現役戦隊と先輩戦隊は対等の同盟者となった感がある（なにしろ先輩の方が子供なわけで）。
そして、ジュウオウジャーvsニンニンジャー、ニンニンジャー本編がすでに世代を越えた継承の物語だということで、未来から来た天晴の息子だと名乗る少年がキーパーソンとなり、かつての基本パターンをニンニンジャー内部で完結させてしまうという離れ業。なんでもありの忍術相手にジュウオウジャーの面々もツッコミ役にｗ
特に永遠の若造・天晴さんに、現役戦隊に対する先輩風を吹かさせなかったのは正解（天晴さんと大和さんだとどう見ても大和さんの方が教える側だし）。
vsというより、「妖怪ジュウオウジャー」をゲストに迎えてのニンニンジャー番外編としてよくまとまっていた感があった。ラストで伏線を回収したとたん、最後にして最大、そして永遠に説かれることはないであろう謎が浮上するのもきれいなオチ。
しかし、恒例時期戦隊の顔見せ、やはり９人で名乗りは無理があるぞ…
ジュウオウジャーｖｓ
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