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2016年10月28日01:06

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「事故を起こしたら<バイク配達>から<自転車配達>へ労働形態の配置転換は見せしめ懲罰攻撃だ!」“さいとうくん”のアッピール、豊島ユニオンの声明は正しい。     塩見孝也

 皆さんへ、ミクシー「預言者」やフェイスブックで御馴染みの“さいとうくん(ハンドルネーム)”に振りかかった懲罰攻撃についてお知らせします。
 僕は、彼の血叫び(たけび)ともいえる勇気あるこの態度表明を全面的に支持し、全力で応援したいと考えます。
 以下、機関紙「豊島郵政ユニオン」に投稿した“さいとうくん”のアッピールをお読み下さって、皆さんに、強力な支持、支援を切にお願いいたします。
 
 尚、この機関紙「豊島郵政ユニオン」(2016年、10・11、NO.919)は「郵政産業労働者ユニオン」豊島支部教宣部が発刊したものです。労働相談・組合加入は03−5974−0816(FAX03−5974−0861)です。  
 
 彼は、ベテラン郵政労働者として、長年、速達便の配達をバイクでやっていました。それが、「事件」の後、バイク配達を禁止され、自転車での労働の配達形態に変えられてしまいました。自転車での配達は、坂道を自転車で登り降りしなければならず、、馴れた、バイク配達と違って、いろんな意味合いで、体力を消耗します。又バイク配達とは違う数々の新しい労働の要領、労働形態を強いられるわけですから(休憩、休息時間も取れない)、大きな負担となります。彼の言うとおり、これは、彼の方に全く落ち度のない事件を利用した、正しく<労働強化>と捉えられます。しかも、<他の班員の負担>ともなります。結局、正(まさ)しくの正(まさ)しくとして、彼が指摘する通り、会社(資本=経営者)側の<見せしめ懲罰>攻撃と言えます。この攻撃を放置してゆけば、彼は、完全に、理不尽にも賃金奴隷に成り下がるか、首切りに遭うこととなります。
 このような合理化攻撃は、現下の情勢では無数にあります。無数の労働争議をネットワークを作り、「9条改憲阻止」「反核」を基本軸としつつの諸民主主義政治闘争と結合させ、<社会政治闘争>化して行こう。
 不屈の“さいとう君”と連帯し、戦いの輪を拡大してゆこう。
   (塩見)
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●郵政ユニオン役員である私は、9月30日夕方6時、夜勤業務用バイクで走行中、急に右折してきた自転車の女の子とぶっつかるという交通事故に遭いました。
 親の先行する自転車が停止し、私も一時停車、安全確認のうえ、走行したところ、無点灯の自転車の女の子が急カーブを描く様な形で突っ込んで来て、よける間もなく前輪部分に接触、女の子は転倒してしまいました。私は、一時停止後、数メートル走るだけの最徐行速度だったので、女の子は擦りむき傷で済み、念のため病院に救急搬送されました。警察の実況見分、管理職との現場確認らをして、夜勤業務は班の他職員にて配達されました。
 伊藤三集部長からは「警察に出頭しないのか」「バイクにはもう乗れない、自転車配達だ」などといわれました。「相手は自転車、交通弱者」「相手に怪我をさせたのだぞ」とのことです。まるで、凶悪犯罪を犯した容疑者扱いです。経過の通り、私は一時停車・安全確認に努めていた中での不可避な事故でした。しかし、管理者は、“ここぞ”とばかりに大きく吹聴し、労働者を犯罪者扱いにして、さらし者にするのです。
●<見せしめ懲罰で辞めさせられた仲間が後を絶たない。>
 交通事故当事者が、「自転車配達」する事案は良く聞きます。中には一方的にタクシーに突っ込まれた被害者であるにも関わらず、「事故事例研究会」という個人をつるし上げる糾弾会の後、3年間、自転車配達を強要された年配の職員、配達者が負傷して、休業まで追い込まれて、復職後自転車配達を強要される例など枚挙に暇がありません。
 ここ1年間でも、自転車配達に追い込まれ、自主退職した職員、事故に遭い、2ヵ月後に自主退職した職員などもいます。中には、客からのクレームという形で2年来、自転車配達を強要されている職員もいます。強制自転車配達は、当事者の体力的負担、他班員への過重な仕事負担、お客様への遅配など、全くメリットのない見せしめ的懲罰です。
 これは管理職の裁量決定であり、何の合法性もない愚かしい前近代的労務管理の一環です。当事者を精神的に追い詰め、他職員同士の不信感をあおり、物言わぬ奴隷として職員をタダ働き、自腹(じばら)営業へと押し込む意味しかありません。
 私自身、加齢と持病もちで、,2年前の夏、配達中に熱中症に罹り、病院入院を余儀なくされたこともあります。
 「自転車配達で、体調を崩し、死ねば良いのか!」とばかりの懲罰措置ではないですか?そして他班員にその分、過重な労働強化のしわ寄せが行くだけなのです。今回は私だけですが、過去にも多くの人が交通事故当事者ということで、自転車配達を強要され、犯罪者呼ばわりされ、ある者は耐え、、ある者は職場を去って行きました。郵便の職場は、過重な仕事で休憩、休息の時間も取れません。そうした中で、事故を起こせば、労働者を人と見ない高圧的な管理職による、始末書、処分。もうこんなことは真っ平御免です。年末の繁忙、年賀状の自腹(じばら)営業。このままでは、私達の職場はどうなってしまうのでしょうか?
●<事故の根本原因は労働強化と人員不足>
 本日、6日には、事故事例研究会、自転車配達が始まります。しかし、個人が幾ら気をつけても
、事故はなくなりません。事故の根本原因は、休息時間も取れない、(なのに「休憩した、と記入しろ」と言われる!)過重労働と慢性的人員不足ということは、誰しも感じているはずです。これは私一人の問題ではなく、職場を去った多くの事故当事者、郵政業務という「ハイリスク・ローリターン」な職場で働く職員全員の問題です。人員補充と労働環境改善の声を上げて行きましょう。
 職場での悩み事などの相談は、郵政ユニオンに相談してください。労働組合の下で、団結し、職場を変えて行きましょう!
 
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