mixiユーザー(id:35441980)

2016年09月30日08:58

358 view

9月30日(金) #1234 今年の秋と似た傾向があった1990年秋 (後編)

おはようございます。木下藤吉郎です。


今から10年前の2006年(平成18年)の今日、戦後初めて日本のメーカーが開発した旅客機「YS-11」が、この日のJAC(日本エアコミューター)での便を最後に、定期路線から退役しました。

また、同年同日、愛知県小牧市の小牧駅から同市東部にある桃花台ニュータウンの桃花台東駅までを運行していた、桃花台新交通桃花台線(ピーチライナー)がこの日限りで廃止となりました。新交通システムとしては初の廃止となり、営業期間はわずか15年半でした。

■2006年02月27日 JAC、「ありがとう日本の翼YS-11キャンペーン」を展開
http://press.jal.co.jp/ja/release/200602/000157.html

■YS-11 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/YS-11

■桃花台新交通桃花台線 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%83%E8%8A%B1%E5%8F%B0%E6%96%B0%E4%BA%A4%E9%80%9A%E6%A1%83%E8%8A%B1%E5%8F%B0%E7%B7%9A


また、今日をもちまして、

○女性お笑い芸人の紺野ぶるま(こんの ぶるま)さん、
男女7人組のパフォーマンスグループ「AAA(トリプルエー)」のメインボーカル、西島隆弘(にしじま たかひろ)さんは、それぞれ30歳

○かつて「オグシオ」「イケシオ」コンビを組み、バドミントン選手として注目されました、潮田玲子(しおた れいこ)さんは、33歳

○声優の、菅沼久義(すがぬま ひさよし)さんは、38歳

○子役からの女優であり、歌手でもあります、斎藤こず恵(さいとう こずえ)さんは、49歳

○俳優で、ジャニーズ事務所所属グループ「少年隊」のメンバーでもあります、東山紀之(ひがしやま のりゆき)さんは、50歳

○元ジャーナリストで、現在は民進党所属の参議院議員、杉尾秀哉(すぎお ひでや)さんは、59歳
※今年の参議院選挙長野選挙区から野党統一候補として立候補し、当選した。

○哲学研究者、コラムニストで、神戸女学院大学名誉教授、京都精華大学人文学部客員教授の、内田 樹(うちだ たつる)さんは、66歳

○元東京都知事、作家の石原慎太郎(いしはら しんたろう)さんは、84歳

の、それぞれ誕生日を迎えました。皆さん、おめでとうございますo(^_^)o

■紺野ぶるま - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%BA%E9%87%8E%E3%81%B6%E3%82%8B%E3%81%BE

■西島隆弘 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%B3%B6%E9%9A%86%E5%BC%98

■潮田玲子 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%BD%AE%E7%94%B0%E7%8E%B2%E5%AD%90

■菅沼久義 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%85%E6%B2%BC%E4%B9%85%E7%BE%A9

■斎藤こず恵 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%96%8E%E8%97%A4%E3%81%93%E3%81%9A%E6%81%B5

■東山紀之 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E5%B1%B1%E7%B4%80%E4%B9%8B

■杉尾秀哉 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%89%E5%B0%BE%E7%A7%80%E5%93%89

■内田樹 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E7%94%B0%E6%A8%B9

■石原慎太郎 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E5%8E%9F%E6%85%8E%E5%A4%AA%E9%83%8E






















9月30日 金曜日

さて、今週も金曜日を迎えました。そして今日は9月の末日でもあります。3月末が決算の企業にとりましては、きょうが上半期最後の日でありますから、職場は緊張感にあふれていることと存じます(>_<) 「必死のパッチ」で乗り越え、楽しい週末、10月を迎えられるように、お祈りしておりますm(_ _)m

さて、けさはきのうの話の続きになります。きのうは、この秋と1990年の秋とで気象傾向に似ているところがある旨をのべ、1990年には年間の最も遅い台風の上陸記録が残されている事も軽く紹介しました。

そんな1990年の秋に日本列島に接近、上陸した台風は、19号、20号、21号、そして「最も遅く上陸した」28号の4個あるのですが、なんとそれら全てが、全く同じ地域に上陸していたという記録があるのです。その地域は、和歌山県白浜町、田辺市にかけてのエリアです。

では、その4個の台風のデータを一つずつ整理してみましょう。

※ 以下、特に注記しない限りすべて1990年(平成2年)の出来事とする。

1.台風19号
台風19号は、9月13日にマリアナ近海で発生し、その後、日本の南海上を発達しながら北西に進んでいきますが、発達が凄まじく、ピークの時にはアメリカ軍の飛行機による実地計測で、890hPaまで中心気圧が低下していた事がわかっています。中心気圧910hPaくらいで大概、ランクが最強クラスの「猛烈な」台風になっている事が多いですから、相当強烈だった事がうかがえます。

日本近海に達すると、ピーク時に比べると勢力は幾分衰えましたが、それでも中心気圧945hPaという比較的低い気圧の状態で、9月19日夜8時すぎ、和歌山県白浜町に上陸しました。

その後は勢力を弱めながら東進し、翌20日午後3時には三陸沖で温帯低気圧に変わり、東へ去って行きましたが、この台風は近畿地方南部地域や東海地方に爪痕を残しました。

しかしこれですら、ほんの序章に過ぎなかったのです。

2.台風20号
台風19号が去って4日後の9月24日、フィリピンの東海上で台風20号が発生し、発達しながら西進しました。

台風19号に似たルートをたどり、そのルートは台風19号によって海水がかき混ぜられ若干温度が下がっていたのでしょうか、台風20号は19号ほどの発達には至りませんでした。しかし27日には沖縄に接近し、28日から29日にかけて九州南部に接近して四国沖を通り、9月30日午前9時30分、台風20号は19号と全く同じ和歌山県白浜町付近に上陸しました。既に19号で被害を受けていた地域に、追い打ちの台風直撃です。

その後も20号は19号と似たコースで、近畿から東海、関東へ進み、同日夜9時に温帯低気圧に変わり東へ抜けました。

3.台風21号(なぜかこれのみWikipedia記事がなく、気象庁のデータから推測して書きました)
台風20号が去った翌10月1日、グアム、マリアナ諸島付近で熱帯低気圧が発生し、その日のうちに台風21号に発達しました。

21号はその後も発達を続け、10月5日にはピークとなり中心気圧950hPaまで下がりました。このあたりで21号は沖縄に接近しますが、沖縄本島の南西沖を通過したところでバナナカーブを描き、その影響で沖縄本島は6日にかけてずっと21号の「危険半円(台風の右側)」が当たる形になり、暴風雨が長引いたと思われます。ただ、950〜960hPaは、「台風銀座」と呼ばれる沖縄地方においては比較的ありきたりのものだったのでしょうか、そう深刻な被害はなかったようです。

その後、21号は勢力を弱めながら東へ向きを変えていきますが、暖流である黒潮の影響を受けてか、九州南部沖から四国沖を通過する間は勢力が衰えないまま進んでいきました。

そして10月8日、ほぼ一週間前に20号が上陸した地域とほぼ同じ、やはり和歌山県白浜町、田辺市あたりに上陸し、三たびの台風直撃となりました。つまり和歌山県白浜町、田辺市は、たった1ヶ月も経たないうちに、ほぼ立て続けに3個の台風が上陸したのです。まるで今年の夏の北海道に似ているような気もしてまいります。

21号はその後、20号よりもやや南よりのコースを辿り、東海から関東の海岸地域を、湾に抜けては再上陸を繰り返すような形をとって、関東沖で温帯低気圧に変わりました。

4.台風28号
21号が過ぎてしばらくは日本に台風は近づいて来ず、さしもの1990年の台風もやっと終わりかと思われていましたが、11月も下旬に移った11月22日にマリアナ諸島の南で発生した台風28号は、同27日にはフィリピンの東海上で発達のピークを迎え、中心気圧が910hPaまで低下し、その後、沖縄県の大東島を暴風域に巻き込みながら北上しました。

さすがに日本近海の海水温はかなり下がっていたようで、台風28号は勢力を弱めていきましたが、11月30日、なんと28号は、9月から10月にかけて19号、20号、21号と立て続けに台風が上陸した和歌山県白浜町付近に上陸したのです。ここまで来るともはや「狙ったが如く」と言っても過言ではないでしょう。

28号は上陸してほどなく温帯低気圧に変わりますが、温帯低気圧に変わってからは中部地方を横断するように北上して日本海に抜け、南から大量の暖かく湿った空気を呼び込み、季節外れの暑さを全国各地にもたらしました。(さすがに真夏日に至ったところはなかった)

というわけで、ざっと急ぎ足で書いてまいりましたが、いかがでしたでしょうか? 今年は既に東北、北海道で3個の台風が上陸しましたが、あの年の和歌山県白浜の悲劇再現にならない事を、ただただ祈るばかりです。


■平成2年台風第19号 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%88%902%E5%B9%B4%E5%8F%B0%E9%A2%A8%E7%AC%AC19%E5%8F%B7

■平成2年台風第20号 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%88%902%E5%B9%B4%E5%8F%B0%E9%A2%A8%E7%AC%AC20%E5%8F%B7

■気象庁|台風経路図1990年
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/route_map/bstv1990.html

■デジタル台風:台風199021号 (HATTIE) - 総合情報(気圧・経路図)
http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/summary/wnp/s/199021.html.ja

■平成2年台風第28号 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%88%902%E5%B9%B4%E5%8F%B0%E9%A2%A8%E7%AC%AC28%E5%8F%B7
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する